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言葉で生きる

幸せを感じる言葉

「うわぁ!あと15分で出なあかん」
今朝の次男のひとことめ。

懐かしいこのセリフに、今とても幸せだと涙が溢れてきた。

彼がこの家を出ていく日の朝もこの言葉を聞いた
高校3年間、いや毎朝のように聞いたこの言葉。
一緒に暮らしていた時間全てに織り込まれていたこの言葉。

懐かしいと言う思いには
彼の存在が好きだとか
今一緒にいて嬉しいという思いがある。

だから昨日「明日朝帰る」
と聞いてやっぱりどこかざわつく切ない母心。
もっと一緒にいたいって、やっぱり思う。

ありがとう息子たち。
あなたがたまに帰ってきてくれる時間は
母として頑張ったあの時間の全てが宝にかわる時間なんだ。

昨夜寝る前に
「あぁ〜居心地が良すぎて(実家に)居すぎた。」

そんな言葉に苦笑いだった。
母にとって誇りの言葉。
実家という時間が居心地良い空間を提供できたこと。
大好きな家族との時間が幸せだから感じた事かな
勝手にそう解釈する。

そしてどんなに切なくても笑顔で「(明日帰宅)OK!」
って言えるのは、
今現在、彼が生きている場所がちゃんとあって
さらにその場所が輝いているからこそ出る言葉
そう感じるから。

「気をつけてね。」
「お互いがんばろうね。」

息子たちがそれぞれの場所に帰って行った。


母として、ヒトとして、
今年のスタートも5人家族の時間を味わえた事はとてもしあわせな時間だった。

たった一言に日常の言葉に溢れる私の視界。

同じ言葉でも誰が発するかで異なる私

例えば、この言葉を今同居している娘が言えばどうか?

さて、次男と長男がそれぞれの場所に帰って行き1時間後。

末娘の出かける時間。
いつもと同じようにアラーム音だけが鳴っている。
我が家の次兄と妹共通の弱点、「朝起きるのが苦手」

「朝だよ〜、鳴ってるよ〜〜!!」
声をかけるが夢の中。
んんんんん〜〜〜っ

今朝はもう少し優しく声をかける。
「お弁当できたよ。カバンの所に置いとくね!!」
・・・・。

夜中の夢の中。

っまぁ、末娘もあと3ヶ月もすれば、次男と同じ大学へ。

来年の今頃は、私どんなふうに声かけるんだろう?
いつか次男を送り出した今の心情と同じように
苦笑いしながらも幸せをかみしめているんだろうか?

まだまだ見たことの無い時間、娘がここにいる今なので想像ができない。
いや、想像したく無い気持ちが少しある。

3人の子供たちがひとりひとりと巣立って行き
それぞれに活躍したり、
それぞれに迷いもがき追い求めながらも
勇ましく挑戦している姿は
私のかけがえのない財産であり誇りなんだ。

娘も兄たちと同じように飛び立ってゆく日がもうすぐそこに来ている

親になってよかった。

「お〜〜〜い!!起きなよ〜〜!!頑張って〜!!朝だよ〜!!」
今度は楽しみながら声をかけ
全く意に介していない様子の娘が布団の中でモゾモゾ動くのを確認して私も仕事へゆく。

【今年は自分の弱い所に挑戦したくて、この先もゆるっとですがどれくらいの人が私の記事に興味あるのかリアルに知りたくて #初売note 参加します】

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