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船旅に出よう!ーフェリー旅の魅力ー

こんにちわ。冒険者の夜舞です。

今回は初めてバイクなしでフェリーの乗って帰ってくるって事をやったら思ったより快適で良かったので、フェリー旅をした事がない人達にこれだけ交通機関の発展している中で敢えてフェリーという選択肢を考えてみて欲しいと思ってこの記事を書いてみました。

フェリーというのはバイクや車を一緒に移動できるので車やバイク趣味の人達からしたら必須の乗り物なのですが、それ以外でも乗ってみるのも悪くないのではないかと思います。

フェリーの魅力

フェリー最大の魅力って言うのは一言で言うと
ホテルに泊まっているうちに気が付いたら目的地。

これに尽きます。乗ってしまったら船なので当然動いていますが、通常時の太平洋航路、荒れた日本海航路以外は揺れている事をあまり感じない程度には快適です。
僕の体感として船の揺れ方は
大荒れ太平洋航路>太平洋航路>大荒れ日本海航路>大荒れ瀬戸内海航路>日本海航路>瀬戸内海航路ぐらいでよっぽどの事がないと揺れない瀬戸内海航路は物凄く楽なフェリーだと思います。

そんな中快適ポイントをいくつか挙げてみたいと思います。

・お風呂が付いている

これは大きい。必ずお風呂が付いているのでお風呂でさっぱりできます。飛行機やバス、新幹線にはお風呂は着いていないけど船には確実についています。国外のフェリーだとついていないのかもしれませんが国内の物に関しては夜乗る事になるなら間違いなく着いているのでとても楽です。夜行バスだとバスに乗りに行く前にシャワー浴びておく必要ありますけど、フェリーならそのまま乗ってもお風呂でさっぱりできます。

・レストランが付いている

食堂車とかそんなレベルじゃなくて普通にレストランついてます。もちろんそれ相応の値段なのですが、すこぶる快適です。一日乗るフェリーならレストランAと売店Bみたいな感じで値段が違う店が二つあったりしますので選択肢は選び放題です。なんならカップ麺持ち込んで食べてもいいです。
ちなみに僕は大体一食はカップ麺で一食はカレーって事が多いです。

・共有ルームが広い

船なので当然共有ルームが広いのも特徴です。寝る場所は最下層のざこ寝部屋だとしても普段いる場所は共有のロビーなので寝る以外は部屋に帰らないってタイプの人間からするとホテルのロビーでずっとくつろいでいる感じになります。実際に僕はほとんど部屋にはいません。

・個室もある

値段を出すと当然個室がもらえます。個室にはTVが付いている部屋もあり退屈ポイントも減りますので、基本部屋にいるっていう人も人も安心です。しかし、値段もそれ相応になるので少しブルジョア向けなのかもしれません。

ただし、グレードが低いと個室と言ってもベッドだけがあるカプセルホテル形式だったりするので、雑魚寝部屋の方が楽だったりする事があったりなかったりして…

・船からの景色が見える

船から陸地が見えたり、水平線に沈む夕日の姿や登ってくる太陽、橋の下を通過するので橋の下の光景など普段はなかなか見る事が出来ない風景を見る事が出来るのも船旅の魅力です。
ただし、陸地から離れている時は海しか見えない代わり映えのしない風景なので注意。
後、普通に海上だから風が強いので防寒対策は必須です。

フェリー乗船歴

参考までに僕の国内のフェリー乗車歴を簡単に紹介しようと思います。乗っている方ではあるのですが、離島へ行く人達には太刀打ちできないので常識的な範囲程度です。海外はこれから増える予定ですので、気になったら追ってくれると嬉しい。九州が一番多くて、次が東北、北海道辺りが多い感じです。

フェリーさんふらわあ

僕が初めてバイクで九州に行って帰ってきた懐かしのフェリー。
その思い出はこちら。

関西から志布志に行けるルートはこれだけなので、新幹線、飛行機を使わず鹿児島方面に行くなら検討して見るのは面白いと思います。志布志の近所にはお得なキャンプ場もありますし、JAXAの打ち上げ施設を種子島まで行かずに見る事が出来るのも魅力。またいつか乗ろうと思って10年経ってしまいましたが…

他にもトライアル見る為に大分行くのに使ったりしています。

阪九フェリー

神戸から新門司に行こうとすると乗る事になる。この前使った以外にも平戸行くのに使った記憶もあります。

このほかにも大洋フェリーも使った事あるような気がしますが、ちょっと記憶があいまいでもしかしたらないかもしれないので割愛します。
平戸への話はこれ

太平洋フェリー

東北へ行く、帰るとなるとこれか陸路以外選択肢がないので必然的によく乗ったフェリーです。
主に行きは陸路で帰りはフェリーになる事が多かった関係から仙台、名古屋便が一番乗って、名古屋、仙台がこの前の東北遠征で使っただけで、苫小牧までは行った事がないのでどんな感じかは分かりません。
とにかくでかくて、設備が充実しているのが印象的です。シアタールーム完備。コロナ前はラウンジでピアノの演奏会とかもやっていました。
ただし、太平洋航路なので場合によってはとんでもない揺れ方します。
一度、帰ってきて二時間揺れてる感覚が収まらなかった事とかありました。
天気さえ良ければ基本的には快適な船です。

詳細はこの辺り

新日本海フェリー

関西から北海道に行こうと思うと名古屋から二泊するぐらいならこちらで直接行った方がいいという事で関西から北海道に行こうとなると必然的に選ぶ事になるフェリーです。
敦賀ー苫小牧往復、小樽ー舞鶴で三回乗った事あります。
とにかくこのフェリーは夏の北海道へ自分のバイクで行くためには必須なので取るのが大変。みんな同じ事考えているから壮絶な取り合いになります。
僕もこのフェリーを取るために半休を二回使って敦賀港に朝から並んで購入しました。朝行って三重から来たおじさんから徹夜で並んでいるって聞いた時の衝撃たるや。
それぐらい大変なのに、苫小牧から帰るときは台風直撃で動くか怪しいみたいな感じになってはらはらしていたら、なんとかフェリーには乗せてもらえて佐渡島沖で台風をやり過ごすっていうウルトラQを経験したりしました。その日の敦賀到着は早朝4時だったかなー。
それぐらい大変な思いをしないと乗れないプレミアフェリーですが、夏以外はおそらく閑古鳥が鳴いていると思うので北海道に飛行機以外で行きたい人は検討してみるのもありではないかと思います。
ちなみに小樽航路にはWI-FIはありません(苫小牧航路がどうだったかは覚えていない)ので、ネットから20時間強制隔離を体験できるので作業に集中したい方なんかにはおすすめの航路です。
苫小牧航路はこれ

釧路航路はこれ

ちなみに関西は二便あるからまだましで、夏の大洗ー苫小牧航路は血で血を洗う過酷なフェリー争奪戦が繰り広げられ、サブプランとして青森ー函館を先に抑えるって言うのが関東のバイク乗りの常識らしいです。関東じゃなくて良かったと思わずにいられない一幕でした。

宇和島運輸フェリー

愛媛県八幡浜と大分県別府を結ぶフェリー。四国から九州って目と鼻の先にあるのに本州経由しないといけないなんてずいぶん遠回りで不便だと思っていたら実はフェリーがあるという事実。
多分このフェリーの存在そのものを大多数の関西から東の人は知らないと思います。ピーク時は普通に混雑して予約しないと乗れないので注意です。

国道九四フェリー

さっきのフェリーより航路が短いので乗っている時間は短いが、陸路は長くなるっていうフェリーがこちら。
こちらもピーク時は予約しないと乗せてもらえないので予約は必須です。
そもそも僕がこの航路の存在に気が付いたのは、このフェリーの名前に書いてあるようにここ海上国道なんです。

国道197号について詳しく調べると出てくるのですが一部区間が海上にあります。もちろん橋なんてかかっていないので、どうなっているかというとこの船を使って移動する国道という訳です。この存在を知った時にぜひ乗ってみたいと思って九州、四国往復のツーリングプランを立てたという訳です。
九州、四国を本州経由じゃなくて移動したい場合は便利なので知らなかった人は使ってみてください。
この辺りの詳しい話はこれ
三日目、七日目がフェリー。ちなみにこの六日目に阿蘇で熱出して倒れかけてますが、意図的に抜いたので知らない人から見ると楽しそうな話にしか見えません。VIVA偏向報道。


小豆島フェリー

小豆島って言うのは瀬戸内海に浮かぶ島なのですが、しまなみ海道と違って橋がかかっていないので船でしか行けません。なので、姫路から小豆島に行くのに使いました。小豆島そのものは岡山からも徳島からも舟は出ていて航路は選び放題なのですが、関西からだとこれか神戸発が比較的乗りやすいのではないかと思います。
小豆島について詳しく知りたい人はこれ


東京湾フェリー

東京っていう大都会をパスして、神奈川から千葉に渡りたい時に使うのがこの東京湾フェリー。東京なんて都会なので、東京湾渡るならアクアライン使えばいいのですが、アクアライン付近は普通に都会の渋滞スポットだからそこをパスしたいって人向けの船です。乗り込み時間、降車時間入れたら多分アクアラインの方が早いのでマニアックと言えばマニアック。
伊豆から下房に行くとき使いました。

佐渡汽船

佐渡島に自家用車を持って行こうとするとこれしか選択肢がないので、佐渡島行くまでの新潟の遠い事遠い事。確か前々日の夜から大雨で、新潟まで一時間の距離ぐらいまでずっと雨で新潟を朝発の便に乗る為に物凄い苦労した記憶がフェリーそのものの記憶よりずっと残っています。
肝心の佐渡島もほとんど雨だったので、とにかく時期が悪かったというのが印象。
佐渡島の記録はこれ。

シルバーフェリー

八戸から苫小牧へ行くフェリー。普通に大阪、九州ぐらいの時間がかかる深夜便です。八戸から苫小牧行くだけでそんなにかかるなんて、北海道なんて遠い所なんだって改めて思ったフェリーです。
これは一度くらい青森からフェリーで北海道行ってみるかと思ったはいいけど、青森、函館はあまりに近すぎるし、函館から苫小牧か小樽に行くのはちょっと遠すぎるし、どうせなら小樽航路に乗ってみたいという事で選ばれたのがこの八戸ー苫小牧航路。
マジでマニアックすぎてバイク乗りと現地の人間以外存在知らない可能性がかなり高い航路です。少なくとも関西の人間で存在を知っている人に会った事がない。かなり早朝に着くので正直ちょっとしんどかったです。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
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思ったよりはフェリー乗っているがやっぱり常識的な範囲に落ち着いたなって思った冒険者の夜舞でした。




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