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5分で分かる!!カナダ横断計画破ー夜舞世界周遊記ー

カナダを横断しよう!
そう思ってカナダに来たはずがバンクーバー周辺に五日もいる事になってしまった夜舞。バンクーバー周辺を満喫したはいいが果たしてカナダの東側まで到達できるのか。遅れを取り戻すべきカナディアン鉄道に乗車してカナディアンロッキーのその壮大さにノックアウト寸前。30時間近くの電車の旅を終えて新しい街に到着。これからどうなってしまうのか。カナダ横断計画中編スタート!

こんにちわ。冒険者の夜舞です。

今回はカナダ横断計画中編。カナダ中心部の都市部編です。

カナダと言えば、西側のバンクーバー、東側のトロント、モントリオール、ケベックが有名ですが、カナダそのものは広い国土を持っているので当然真ん中もあります。

なので、そんなカナダの真ん中の様子を一部ご紹介したいと思います。
今回は1週間で3つも州を移動しました。そんなに疲れた記憶もないので思ったより州の感覚が狭いのかもしれません。
でも、真ん中は何もないですが、平原が延々と広がっている光景というのはちょっと走ったら山に当たる日本人としてはなかなかに衝撃的な光景だったと思います。本当に平原の中をまっすぐ道が引いてあるだけの景色っていうのはこんな感じになるのかって!
オーストラリアより正直こっちの方が日本人好みだとは思います。

長すぎて飽きる訳ですが

ずっと見てるとマジで飽きてくる景色一度味わってみてください。

ちなみに僕の一番の思い出は宿たっか!!

だったりします。貧すれば鈍する…安い所選んだら後で揉めるっていうもうめんどくせぇ…さっさとお金払って高い所行こうかなって何度も思いました。

そんな感じですが、良かったら見て行ってください。

エドモントン

バンクーバーから電車で1日と3時間。絶景に次ぐ絶景に圧倒されつつたどり着いた街がエドモントン。まず愕然とした事は、電車の駅から市街地へ行くための方法がないって事
そんな事ある??って思ったりしましたが、事実としてバスがなくていくら明るくても夜が近づいてきている異国の地をバス停まで普通に歩く羽目になったのは生涯忘れないと思います。
そんな最悪のイメージから始まったエドモントンですが、街そのものは小さくて川沿いに街がきれいに作り上げてある地政学のお手本みたいな町でした。
でも、新市街地を川の北に作って、旧市街地を街の南に残してあるので市街地まで行くのは結構大変なので注意が必要です。
そして、エドモントンは街の印象以上にこの度始まって初めての下痢に襲われて死にそうになったのが印象深い。下痢…こわ…ってぐらいとにかく食べた物が全てそのまま排出されていった印象です。移動ぐらいならなんとかなるだろうと七時間もバス乗ってしまったら3,4時間に一度バス内のぼっとん便所に行く羽目になってバス内の匂いがひどい事になってしまいました。僕だけのせいではないのですが、何となく便意が伝染したような気もします。長距離バスでトイレに頻繁に行くとやばいって言うのは初めて実感しました。皆さんも気を付けてください!

川を挟んで街があるので北側はとんでもない都会
高層ビルが密集
古い建物も有効活用。


サスカトゥーン

と、いう事で下痢がひどくてたどり着いてからの二日目の午前中を回復に充ててしまってまともに街の観光に行けなかったのが悔やまれますが、正直そんなに見るべき所なかったので、一日追加したら持て余したかもしれません。でも、橋の多いきれいな街で芸術に強そうな町で住みやすそうな町だとは感じました。
サスカトゥーンの印象的な出来事は、宿で調理しようとしたら、めっちゃおばさんに怒られて追い出された事とバスの一日券買ったらなぜか年間パスが買われていて1000$近くカードから払ってしまった事、そして予約した次のレジャイナ行きバスがまさかの重複処理されていたのにバスが満員だった事です。

おばさん襲撃事件



モーテルに泊まったらまともに調理施設なくて、探し回った結果宿内で比較的調理器具がまとまっていた場所があったからそこで調理していたら実はそこはおばさんの私有スペースだったというオチ。
いや、扉もついてない。張り紙もしてない、チェックイン時の注意もないのに分かれっていうのはいくら何でも無理がある。ちなみにそのおばさんは早朝受付にいたのでホテル側の人間だったみたいです。
いや、なおさら扉付けて鍵かけとけよ!

海外のホテル意味分かんねーわってなったお話でした。

年間パス購入事件

アプリでバスのチケットが買えるという仕組みが街に導入されているようで、これは便利と一日券をアプリ上で買ったらなぜか年間パスも一緒に購入されていてクレジット請求が1000$近くに上ってしまいました。
新手の詐欺だとしか思えないし、なんで選んでもないチケットが買われているのか、100歩譲って選んだとしてもそんな高額決済が確認なしで行えるのはシステムとしておかしいと思うのですが、実際に買えてしまった以上は仕方がありません。流石にこのまま放置はできないと、街のサービスセンターに駆け込んでキャンセルと返金処理をしてもらいましたが、実際のお金はまだ帰ってきていませんので本当に帰ってくるのかは不安で仕方ありません。メールは来ているから帰って来なかったら法的な処理含めて対応しますが、半分行政みたいな交通系でこんな詐欺みたいな目に合うとは思いませんでした。交通系でもとにかくクレジットでお金払う時は注意しないと…って改めて思いました。

バスチケット重複事件

交通系の詐欺にあってから1日。レジャイナ行きのバスに乗りに行ったらまさかの僕の名前が二人ありました。
ねぇそれ印刷した時に気が付かなかったの?本当に!!

バスのチケットを買った時にメールが来なかったから購入に失敗したとばっかり思っていたらきっちり処理されていたらしいという事です。
とんでもねぇ!!

しかも何が問題かって、体調悪かったからバスのチケット取れてなかったし、次の日の便にしようかなって普通に思っていて実行する所ぐらいまで行っていたけど、やっぱり体調も回復したし止め!!って前日に思い直した事。
これ思い直してなかったら二日分知らない間にバス料金取られたって事ですから悪質な詐欺以外の何物でもない。九死に一生とはこのことです。海外怖すぎる…こんな事日本じゃ絶対起こらないだろうから、海外って本当に怖い所だと改めて感じました。

川沿いの街。橋の数が多い
川沿いの公園が非常に歩いていて落ち着く


レジャイナ

と、いう事でやってきたレジャイナ。サスカトゥーンから3時間だからって出てきたバスがバン以外の何物でもなかった時は仰天を通り越して信じられない気持ちでしたが何とか到着。
州都だけあって綺麗な街並みに州議会場の重厚な感じなどなかなか面白い街でした。でも、一番の印象はやっぱりガチョウが湖沿いに大量に住んでいた事です。奈良公園の鹿と同じぐらいたくさんいましたからね。とにかくちょっと歩いたら休んでいるガチョウに合うってぐらい野生の動物園みたいでした。博物館も自分の土地からティラノサウルスが出るって事で恐竜についての解説も面白くていい時間つぶしになりましたが英語の解説を延々と読んでいるのはやっぱりきつい…
そして次のウィニペグへの移動が1週間に一度のバスのみ…しかも深夜便。
これは死ねる…知らない街で夜過ごすって言うのはこんなにも不安なのかって感じです。実際に不安的中でめちゃめちゃ怖かったですが、浮浪者の方が一緒にバスまでの時間を過ごしてくれたので助かりました。あの人達いい人達なんで安心して寝られるといいのにと思いましたが無職の僕にはどうしていいか分かりません。浮浪者みんなを救う訳にも行かないし…難しい問題だと自分が当事者になって改めて感じました。

州議会場。重厚な雰囲気がたまらなく好き。花壇も手入れされている
湖沿いの光景がとても落ち着く街でした。ガチョウもたくさん!


ウィニペグ

久々の深夜バスに揺られてやってきた街ウィニペグ。ここでまたしても時差変更なので1時間進んでバンクーバーから考えたら結局今何時間ずれているんだろう…と分からなくなります。トロントまで行くと更にずれるらしいですが…
ウィニペグはまたしても川沿いにある街。海沿いじゃない大都市が川沿いにないって信じられないので当たり前なのですが、また川沿いか…となってしまうのも事実。ウィニペグは昔はハドソンベイ会社の毛皮交換の一大拠点だったのでハドソンベイ会社の影響が色濃く残っている街でした。かつてはシカゴと都会の覇を競った事もあるという事で街の北側には石造りの古い建物がたくさん残っていて歩いていて楽しい街です。その上、橋の向こう側にはかなり昔からある教会がその雄大な姿を惜しげもなくさらしていて迫力満点。おまけに親切なマダムに誘って頂きミサにも参加させてもらいパンの代わりのスナックももらいました。コロナ初期に協会がクラスターになっているって理由めっちゃよく分かりました。これは感染源になるわ…しかしキリスト教のミサに参加できる機会なんてめったにないのでいい経験をしたと思います。そして、博物館でいろいろ勉強したのですが、残念ながら僕の英語能力と展示内容が多すぎて時間切れ…ハドソンベイ会社のコレクション凄かったので興味がある方はぜひ行ってみてください。

特に意味はないけど、文字あるとつい写真撮りたくなる
重厚な雰囲気が凄かった大聖堂。
どういうモチーフかよく分からなかったがなんとなくかっこよかった
石造りの古い建物がかつての繁栄の様子を伝える。

と、いう事で今回はカナダ中部の街について旅した感想をまとめてみました。
なかなか面白い街ばかりなのでもっと自分の車かバイクで街以外の場所もいろいろ回ってみたいと強く感じさせる七日間でした。
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次回はカナダ最終章。電車で二日…はてさてどうなるのか…
冒険者の夜舞でした。
次回

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