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調子に乗っていた話。

おはようございます。ちょっと空き時間ができたので覚書程度で昨日あったことと感じたことを。

コンペに応募した。

フリーになって初めてネット上で名刺のコンペに応募しました。
常時何かしら募集しているんですが、おおよそ1つの案件に100くらい提案が集まる規模かな。
丁度募集開始した直後のものが目に止まり定石案と海外風の案で提出。タイミングも早かったので注目してもらえるだろうとか、変な自信があった。

見事落選。

そりゃね、他の方のデザインみたら落ちるよねって思った。
私もそれなりに長い間やってきているし、上司やお客さんに鍛えてもらってきたのでおかしいデザインではないとは思うけど、選ばれたデザインはより完成されていた。お客さんの希望にぴったりだと思った。
比較してよくよくみると恥ずかしくなってくる。夫に見せたら、無しではないけど方向が違うねとのこと。
方向違ったら着地点が違ってしまうわけで、選ばれないよね。。。

コミュニケーション抜きのデザイン

「デザイナーさんってギスギスしていて我の強いひと多いですよね。」
こういうような指摘、ちょっと打ち解けたお客さんによく言われます。
しかし年齢を重ねた今、そのデザイナー側の気持もわかる。お客さんの無茶振りに合わせて作ったらなんか違ったって言われたり、別の業種にデータ渡したら制作不可って言われたり、まったく希望通りそのままに作ると何かしらトラブルになることが多いので、そうならないよう意見を言わないといけないこともある。
あと若いデザイナーさんにありがちでお客さんの趣味無視の卒業制作みたいなデザインでNG食らってる人も見る。
そういう経験から私がデザインする上での信条は、私の個性を出すことよりもお客さんの想像している完成形を最善のカタチで実現することになっていった。
しかしそれにはコミュニケーションがかかせないわけで、書面で提出された条件のみでのコンペはそうはいかない。ざっくりしか条件が書いていないものもある。コミュニケーションなしでのデザイン力が試されるなと感じました。

精進したい

今までの経験値や周りにいる人たちの評価で自信があった。独立してからも仕事をいただいていたし、私はやっていけるとか調子に乗っていた。
必ずしも仕事ができる=作品のクオリティでもないし、個性を出す=悪いことでもない。そこには良くも悪くも周囲の優しさや忖度みたいなものが多少なり作用していたわけで、仕事を依頼してくれる方々のためにも今以上に鍛えたいし、それには他の人と同じステージで競ったり他の人の作品をみないといけないと感じました。実際のところ、ちょっと名刺デザインの幅に限界を感じているところもあったけど、まだまだ色々できるぞと改めた。恥をかいてでもどんどん挑戦して腕を磨きたい。

なんだかこちらの方は大雨のようですが、みなさまもお出かけの際はお気をつけて。
それではまた。