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ノスタルジック

遠い記憶を思い出すような懐かしさ、恋しさや温もりを感じ、会いたくなる。
それは場所だったり、物だったり、人だったりもする。

なぜかわからないけれど、そんな風に感じることは、きっと大切なことなんだろう。
前世の記憶で見た景色か、すれ違った人なのか、大切な誰かの持ち物だったかもしれない。
人がいない家はただの箱で、住人が変わるとまた雰囲気も変わるものだ。

昔から多くの人が訪ねる家があった。
持ち主が代わり、人が来なくなった。
虫は光に集まり、人は人に集まる。
太陽がないと生きていけないように、温かい光のような人は大きな存在だ。
その人が身につけた服や香水、一緒に出かけた場所や作ってくれた料理。
関わった物全てに、記憶が宿っているような気がする。

もし、初めて会った人にそんな印象を受けたなら、その縁を大事にしよう。
これから出会う新たな縁もまた同様に。
古き良き物と、新しく生まれる物と共に、今を楽しく生きよう。

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