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100日後に地方創生の小さな一歩を踏み出すブログ #7 小さな一歩を終えて
こんばんは。お疲れ様です。首都圏内の過疎化が進む小さな村の観光地に一縷の希望を見出したく行動を起こす男です。
このブログを初めて書き始めてから、115日が立ちました。小さな一歩、小さな事業を始めてみて思ったことを本日は書きたいと思います。
田舎の観光地で7月下旬から8月末まで一杯1,000円のかき氷販売事業を始めました。売り上げは、のっけから思った以上にありました。8月に入ると天候が崩れることが多く、営業ができなかった日が続きましたが、天気の良い週末には多くの人がこの地を訪れてくれることがわかりました。
衰退した観光地の可能性
まずは、この田舎の可能性について思ったこと。それは、もともと観光地なので、観光に訪れる人はたくさんいることがわかりました。ただし今は自然しかなく、食事やお土産を買うような場所がないことも観光客から聞くことができました。そんな場所でビジネスをするとどうなるか。何もない場所では新しいことを始めると必然的に目立ち、注目され多くの人が訪れてくれることがわかりました。
では、なぜビジネスチャンスがあるこの場所が衰退しているのか。その原因は、少子高齢化だけではなく、ここで商売をしようとしても、だれも土地を貸そうとしないというところにあると思います。空家があるのによそ者には貸したくない。お金に困っていないし、自分の家の周りが騒がしくなるのも嫌だと思っているのです。そのため、駅前もずっとシャッターを下ろしたままの商店もあります。そのため、地元出身の私でさえ営業場所を探すのに苦労しました。何とか父の古くからの友人から土地を借りることができましたが、これが地元以外の人になれば相当な苦労が予想されます。
地域全体のことを考えるとそれではいけないのです。色々な人が観光客向けに、ここで事業を始めれば地域が活性化します。そして、もっと多くの観光客が訪れ、また事業を始める人が現れるという流れを作らないとなりません。
田舎での事業の進め方
次に考えさせられたのが田舎での物事に進め方です。いきなり大きなビジョンを話しても理解してくれません。それどころかわからないことを話すと人はたちまち嫌悪感を示し、反対されました。「そんなことはできない。」「やってもすぐ失敗する。」
田舎の年寄りは、今までのやり方を好み、新しいこと、わからないことは嫌います。特にいまだにスマートフォンを持っていない人は危険です。私の父からも、「お前なんかがここのことに口を出すな、帰れ!」とまで言われました(笑)
普通の社会の流れでは、大きなビジョン立て、それに向かって計画を立てますが、そのやり方だと例え素晴らしい地域のためになることでも大反対されてしまいます。
田舎の年寄りには、理解できないことは話さない。小さな実績を徐々に積み重ね、信頼を得て仲間に加えてもらってしかないと思いました。時間はかかりますが、田舎で物事を進めるためには、このやり方しかないのかなと思いました。
まとめ
地方創生事業を志して迎えた初めてのこの夏は、可能性を感じつつも思うように勧められないジレンマを感じる夏となりました。木下斉さん著書『地元がヤバい..と思ったら読む 凡人のための地域再生入門』で書かれている内容そのものを実感した日々でした。
かき氷はまた来年行いますが、次なる事業を始める準備を進めていますので、引き続きご報告していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
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