韓国インディーを掘りたい

2022年12月22日 19:21

はい！また久しぶりのnoteです！！！

そういえば最近ちっとも触っていなかったので、いいタイミングだから年末エントリ的なのを書こうかなーとも思ったのですが、せっかくなので今年ハマった事柄についてしっかり書くことにします。

韓国インディーロックおもしろい！

折に触れていろんなところで公言していたのですが、今年は韓国のインディーロックをちょいちょい掘ってました。

もともと「結局イギリスとアメリカと日本の音楽しか聴いてないじゃん？」という問題意識がずっとあって、ちょっとした引け目でもありました。

だが時代は2022年！YouTubeでもSpotifyでも世界中の音楽に触れられるではないか！この機会を逃すわけにはいかない！

と思いつつ、友人に台湾のバンドを紹介されつつもきっかけが全く掴めずに、またいつも通りの音楽ばかり聴いておりました。

そんな時に、ふとYouTubeで見たのがON STAGEという韓国のチャンネルでした。

一見例のFIRST TAKEっぽい感じの一発録り演奏の番組なのだけれど、とにかく出演者のバリエーションが広い！ロック、ポップス、ブルース、フォーク…しかもどうやら有名アーティストではなく、かなり多くのインディーミュージシャンが出演してる模様。めちゃ面白いので是非皆さん見てみてください。

ここで気に入ったバンドをSpotifyで聴き、その関連アーティストをまた聴き…みたいなことを今年はよくやってました。

さて、せっかくなので気に入った音楽を紹介していきますよ。ただ韓国語が全くわからないので、たまたま日本語の記事が存在しているもの以外の細かい情報はほとんどわからないのでご了承ください。

今一番好きな韓国のバンドかもしれない！女性ボーカル+男性3人のメンバー構成で、聞くところによると最近ボーカルが変わったとのこと。

彼女たちの去年出したアルバムがめちゃくちゃ良かったんですよ…！

アメリカのインディーフォークに大きく影響を受けたサウンドがとにかく気持ちいい…。インタビューを読むとフェイバリットにFeistやBig Thiefが挙げられていて、なるほどなという感じ。

男性ギタリストと女性ベーシストがボーカルを分け合う編成のスリーピースバンド。バンド名はダニー・ハサウェイから取ってるらしいのがちょっと意外。

この音数の少ないアレンジの空間を埋めるリバーブ、そしてツインボーカル…最高ですねえ。

音源のリリースがあまり多くない（というか2020年結成らしい）ので、その辺の充実に期待ですな。

上に挙げた2バンドは共に釜山を拠点にしていて仲が良いらしく、今年コラボアルバムなんかも出しててそれがまた良い。

なんなんだこの激ダサチープPVは（褒めてる）

上記2バンドよりも頭ひとつ抜けて名が知られているSay Sue Me。キャリアも10年くらいあり、英米でツアーもしていたりと韓国のインディーロック界隈では比較的有名、なんですかね？先日来日していて見たかったけど、自分のライブと被ってしまい泣く泣く断念…。

みんな大好きKEXPにも出ていて、今見たらこの動画のコメントで「韓国のalvvaysだ！」って言われてるの最高ですね。

最近過去曲のリアレンジアルバムも出していてこのOld Townという曲も再録しているけど、このバージョンもとても良いです。

実はSay Sue Meも釜山のバンドで、やはり先に挙げた2バンドとも交流があるとのこと。えっ釜山のインディーロックシーンめっちゃ気になる、行きてえ〜〜〜〜〜〜！！！！！

（そしてヘッダー画像はこの釜山の3バンドが日本のレーベルからリリースした7インチシングルたち、よいフィジカルです）

リリースのたびに名義が変わり、その素性も全く明らかになっていない謎のミュージシャン。最新の名義は「Bird's Eye Batang」なのだけれども、「空中泥棒」名義で出したアルバムがとても好きなのでこの名前で。

この圧倒的な宅録的ポストプロダクションの美よ…！どことなく森は生きている〜岡田拓郎あたりとの共通点も見えるような音像で、素晴らしくクール。

この記事書くのにちょっと調べてみたら、日本ではくるりが取り上げたりもしていたらしく、意外とレビューとかも多いんですね。しかし日本語のインタビュー記事まであるとは。

ここで挙げているミュージシャンの中で一番バズった？人たちで、この動画は1700万再生とかされていたりする。そもそも韓国での「インディー」の基準ってわからないからいいか…。

これすごくないですか！？！？メンバーはボーカルとドラムとベース2人（！）で、ボーカルは全員韓国の民俗芸能であるパンソリを音大で学んでいたとのこと。ボーカル全員東儀秀樹みたいな感じか？

この曲がバズって一番有名だけれども、他の曲も面白いのでぜひ聴いてみてください。まるでパンソリをサンプリングしたレコードのような、でも聴き続けていくとパンソリが主役のようで、そして節回しがヒップホップのフロウのように聴こえてくる…おすすめです。

さてさてここまでいろんなインディーバンドを紹介してきましたが、そんな自分もインディーバンドをやっているのでした。2/10にSister Leyというバンドで企画ライブをやるので是非来てね！サポートしているTERRO TERRO てろてろというバンドでも出ます！ダブルヘッダー！よろしく！

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