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デュアルモニター徹底解説シリーズ② PCとモニターの接続・配線

シリーズものになっておりますので、「これからデュアルモニターを導入したい!」と検討されている方はこちらもぜひご覧ください!

この回では、PCとモニターの接続方法について解説します。一口に「デュアルモニター」と言っても、私たちが置かれている状況は皆異なるが実態。この解説ですべてのケースに対応できるかは分かりませんが、概ねカバーできているとは思いますので、ぜひ参考になさってください!


デスクトップPCの場合


映像出力端子が2つ以上あるかを確認

2枚のモニターにそれぞれ映像出力するため、パソコン側の映像出力端子も2つ以上備わっている必要があります。

グラフィックボードを搭載しているPCであればまず大丈夫だと思いますが念のため確認。グラフィックボードを搭載していない場合、マザーボードの出力端子(HDMI、DVI、D-SUBなど)から出力することになります。

グラボの有無に関わらず、モニターに出力できる最大数はグラボやPCの仕様で決められていますので確認しておきましょう。ようくんが使用しているこちらのグラボは最大4台までのモニター出力に対応しています。

出展:https://jp.msi.com/Graphics-Card/GeForce-RTX-4070-Ti-SUPER-16G-GAMING-X-SLIM-WHITE/Specification


ケーブルを準備

複数のモニターに出力できることが分かったら、次はケーブルを用意しましょう。ケーブルの選び方は、モニターの仕様に合わせて選ぶのが無難でしょう。

たとえば、こちらはようくんが使っているモニターになりますが、

HDMI×2、DispalyPort×1、USB-Cの4つの入力に対応しています。また、上記グラボの出力端子には、DisplayPortとHDMIの端子が備わっていますので、どちらかのケーブルで接続する必要があります。ようくんはこちらDPケーブルで接続しています。

モニターは最大160hzのリフレッシュレートに対応していますが、ようくんは144hzと160hzの違いを判別できる目は残念ながら持ち合わせておりませんので、144hzで十分でしたのでこちらを選択。

最近のモニターは、DVIやD-SUBの入力に対応していない製品も多いため、その場合は、DVI→HDMI変換、D-SUB→HDMIケーブルなどの導入も検討しましょう。


PCとモニターを接続

あとはPCとモニターを接続するだけです。PCないしグラボが複数モニター出力に対応していれば接続するだけで表示されるはずです。

ノートPCの場合


どんな構成にする?

  1. ノートPCの画面+外部モニターに出力

  2. ノートPCの画面は使わず、外部モニター2枚に出力①

  3. ノートPCの画面は使わず、外部モニター2枚に出力②

各パターンで対応方法が異なりますので、順番に見ていきましょう。


①ノートPCの画面+外部モニターに出力

最近のノートPCであれば大抵の場合HDMI端子は備わっているでしょうし、一昔前の機種でもD-SUB端子はあると思いますが、念のため映像出力端子が備わっているかは確認しておきましょう。

このパターンは基本的にケーブルで接続するだけで外部モニターに表示できるはずです。モニターにケーブルが付属すればそれを使えばよいと思いますが、付属していない場合は別途用意しましょう。デスクトップ同様、PC側とモニター側の端子に合わせてケーブルを選ぶようにします。こちらの商品はどちらもHDMI端子の場合に使うもので4K/60hz出力まで対応します。


②ノートPCの画面は使わず、外部モニター2枚に出力①

ノートPC側に映像出力端子が2つ以上備わっている場合です。ただ、複数の外部モニターに同時に出力できるかは要確認。マニュアル参照するか不明な場合はメーカーに確認しましょう。

無事に2台のモニターに出力することが確認できれば、あとはケーブルを準備して接続するだけで出力できるでしょう。

なお、ノートPCの画面も使えば3画面構成になります。


③ノートPCの画面は使わず、外部モニター2枚に出力②

ノートPC側に映像出力端子が1つしか備わっていない場合で、ノートPCの画面は使いたくないけど、外部モニター2枚で作業したいようなやや特殊な状況になります。こちらも同様にノートPCの画面も使えば3画面構成になります。

PCに映像出力端子が1つしか備わっていないので、基本的に1枚のモニターにしか出力できません。ところが、一部のモニターにはデイジーチェーン機能と呼ばれる機能を備える機種があり、そのモニターを活用することで実現できます。

たとえば、このモニターはデイジーチェーン機能を持っています。

このモニターにはDisplayPort出力端子があり、他のモニターの入力端子に接続することで映像を中継することができるのです。イメージはこんな感じ。

デイジーチェーン接続のイメージ

外部モニター①はデイジーチェーン機能が必要ですが、②は必須ではありません。ノートPCから出るケーブルが1本で済むのでケーブル周りはスッキリしますね。ただし、デイジーチェーン接続を行った場合リフレッシュレートが低下することがあるため、ゲームなど高いリフレッシュレートを要求するシーンでの活用には適していません。

さいごに


ご覧いただきありがとうございました。
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次回はデュアルモニター環境を構築した後の、Windowsの設定方法について解説していきます。

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