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「断捨離」始めてみませんか?

断捨離とは不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想のこと。
2年ほど前、自分の家を見回した時、使っていないもの・似たようなもの・邪魔なものがたくさん置かれていた。今となっては、かんがえられない生活をしていた。

1、断捨離を行うきっかけ
2、「捨てる」・「手放す」の行動開始
3、部屋を眺める
4、今後も続けていきたいこと
5、皆さんも「断捨離」を始めませんか?

1、断捨離を行うきっかけ
 ある日の職場でのこと。休職明けの同僚が一言「これって必要?」と言う。棚に地層のごとく積み上げられた紙の山である。確かに、必要のないゴミだった。そこで、2人でビニール紐を片手に片付けた。すると、又その隣にも似たような”山”があった。それもゴミであることを確認し、片付ける。「これってここになくてもいいよね」と2人で同意して、本来あるべき場所に戻す。それを繰り返すことで、スタッフルームが、机とパソコンと観葉植物しかない、広々とした空間になった。
 そこで、退勤して目の前に広がる私の家の中である。割と広めの2LDKの部屋だが、物が至る所に押し込められている。たくさん買ったカラーボックスには、本やファイル類が綺麗に押し込まれ、タンスを開けると洋服が入るだけ突っ込まれている。台所にも食器と鍋が壁全体に並べられ、床にはカーペット、テーブル、椅子が隙間を作らずに置かれている。「自分の部屋も綺麗にしたい」と思った。それが私が断捨離を行おう思ったきっかけである。

2、「捨てる」・「手放す」の行動開始
 ①本の処分
 先ず取り掛かったのは、本とファイル類の処分である。「基本的にゴミである」と決め、片付けを始めました。職場を片付けた経験を生かすとその判断には狂いはなかった。ゴミと決めながらも、どうしても手元に置いておきたいものをピックアップした。また、スキャンをしてデータ化し、ビニール紐を片手に全てゴミとして処分した。
 ②台所
 次の取り掛かったのは、台所。似たような食器・鍋・プラスティック容器等がたくさんあった。「一人暮らしの自分が、本当にこれが必要なのか?」を問いかけ、8割ほど捨てた。
 ③洋服
 たまたま衣替えと重なっていたので、自分がよく着用したか否か、似たような服はないか、本当に好きか否かで取捨選択していった。すると、驚くほどの量を手放すことになった。
 ④カーペットやカバー類
 似たようなものが一杯ありました。カーペットも、季節と気持ちに合わせたものがいく種類もあり、唖然とした。すかさず捨てた。
 ⑤飾り物
 これが結構あった。棚に並べられていたり、箪笥の中に仕舞われていたり、買ってきたけど箱に入ったままだったりとさまざまだった。すぐに捨てた。
 ⑥100均商品
 これもかなりの量あった。便利であるといえばそうだが、「断捨離」の考えからすると、ゴミだった。理由は、それがなくても生きていけるからである。
 ⑦家電 
 使っていないもの、壊れているものがいくつかあった。その中でテレビも含めて考えた。「断捨離」の考えで多くの物を処分していくと、テレビは必要ない物であることがわかってきた。理由は時間と場所を無駄に消費する物だからである。
 ⑧テーブル・棚・カラーボックス
 テーブルは即捨てると決定した。物が少なくなったので、棚は必要で無くなった。特にカラーボックスは10個ほど、部屋の壁側に並べていましたが、全て捨てた。

3、部屋を眺める
 床が見えてきた。壁が見えてきた。部屋が広くなった。風通しが良くなり、部屋全体に太陽の光が差し込んで来た。引越し時の新しい物件のようになった。
 棚は極力作らないようにし、物は引き出しや部屋付きのクローゼットにしまった。それでも部屋にある棚には、物は置かないようにした。だから、台所のシンクの上も何もない状態になった。すると掃除がしやすくなり、汚れなくなった。

4、今後も続けていきたいこと
 最近アパートを引越し、さらに物を減らした。それでも2トントラックに入るほどの荷物があった。(だいぶゆとりはあったが)まだ、物をたくさん持っている。今でも、休日は「いらないものはないかな?」と考えるのが癖になっている。また、買い物の仕方も変わった。買うときは、何かを捨てる事を覚悟で買うようになった。そして、100均では物は買わなくなった。買うとしても消耗品だけになった。
 物をアパートの中に持ち込まない。家にある不必要な物を捨てる。そして持っているものを大切に使う。その考え方を今後続けていきたいと思う。そして、そのことに気づくことができたあらゆる体験に感謝をしていきたいと思う。

5、皆さんも「断捨離」始めませんか?
 以前の自分は「もったいない」精神が強く、物を捨てることは悪であるとまで感じていた。その自分が職場での体験で変わることができた。ただ偶然が重なり、ちょうどその頃、無くなった母親の遺品の片付けを弟と2人で行っていた。無くなって10年。実家は母が元気だった頃のままだった。しかし、そのままでは、自分たちも先に進むことができないと解り、片付け始めたが、その物の量の多さに2人で驚いた。さすが「もったいない」精神的の生みの親だけあり、あらゆるものが大切に仕舞われていた。とにかく片づけた。思い出の物を僅かだけ手に握り、写真で残したいものは撮り、残りは全て捨てた。その体験から、あの世に持っていけない物は自分で片づけたほうがいいと感じた。そこで、思い出は残すけど、自分の物はできるだけ減らすべきだとわかった。
 少し難しい話になったが、この「断捨離」は毎日を心地よく過ごすためにも、是非とも皆に勧めたい。「断捨離はいいよ」と話すと、「捨てるの?」「え〜」「できないよ〜」と言われる。でも自分の身の回りの小さなスペースからだけでもいいから、(例えば、部屋・台所・玄関、、、)始めて欲しいと心から思う。本当に気持ちがよく、新たなる行動が起こしやすくなるのです。まさに時間と場所を大切にする一歩が踏み込めると信じている。
 新しい年を迎えるこの時期に、皆さんも「断捨離」を始めませんか?

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