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風の時代のみんなの銀行

占星術の世界では、「風の時代」になったらしい。
風といえば、南斗五車星のヒューイなんですが、登場後、すぐにラオウにボコられるキャラでした。
もし、パチンコでヒューイ演出のスーパーリーチがあっても、テンション上げずに無視して打ち続けていいです。絶対に当たらないので。

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で、風の時代は、「かたちのないものが意味を持つようになる。想像力、思考力が重要視される。柔軟性が必要になる。自分の好きなことや、やりたいことに素直に行動する。」時代なんだとか。
東日本大震災後に、暴動や窃盗が起きず、このコロナ禍においてもマスク ソーシャルディスタンスという全体最適を最大限に発揮する日本人には、実は「風の時代」生きづらいのかもしれない。知らんけど。

ふくおかFGがネット銀行「みんなの銀行」を設立しました。
勘定系システムのプラットフォームとして、Googleのクラウド「GCP」を採用することでも話題になりました。

ちなみに、GCP上では、Gmail、YouTube、GoogleMap、GoogleカレンダーなどのGoogleのサービスが稼働しています。
数年前、GCPに転職した元同僚が、以下のようなプレゼンをしていました。「Googleのサービスが停止して、使用できなかった経験って、なかなかありませんよね? つまり、GCPは停止してはならない(ミッションクリティカルな)サービスを載せるのに最適なんです!(キリっ」と。

みんなの銀行設立発表の10日前(12/14)に、Googleのサービスが45分間利用できなくなる大規模障害が発生しました。
命の次に大切なモノを取り扱う金融機関のシステムなので、「停止してはいけない」のは大前提なのですが、現代の金融系システムは「停止しても、即座に復旧して利用できる」ことが求められます。

先日、東京証券取引所の宮原社長が引責辞任しました。ハード障害後の自動切り替え復旧に失敗し、終日売買取引を停止した責任を取った形です。
みんなの銀行の勘定系システムにおいても、GCPで大規模障害が発生した際に、AWS、もしくは、Azure等のクラウドプラットフォームに即座に切り替わるの仕組みを作っているはずです。
開発元のアクセンチュアがプラットフォームに依存しないKubernetesを採用しているのは、上記のようなクラウドでの大規模障害を見越しているからかと思います。
パチンコで、風のヒューイの雑魚リーチ後に、ラオウにボコられて外れた後に、復活リーチでケンシロウ登場、のようなイメージでしょうか。
「みんなの銀行」が止まることなく稼働し続けることを祈っております。

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