「弁護士さんですか、すごいですね」へのリアクション

シリーズ #弁護士を応援したい ! 第3回目です。

こんにちは、わかうら80’sです。弁護士で、会社員で、2児の母で、妻です。

お会いした方から「弁護士さんですか、すごいですね」と言われたことがありますか?

言われたとき、どんなことを心の中で思いますか?

「いやそんな、思ってらっしゃるようなスゴイ人じゃないっす、自分。。。」なんて謙遜恐縮する方もいるのでは。

じゃぁ、本当はどんな人なんでしょうか。
自分をフラットに評価したことありますか?

「自分はこういう人だ」と捉えるとき、誰かとの比較になりやすいですよね。
学生のとき・試験のときの成績がどのくらだった。
同期弁護士はあんな仕事で一目置かれている。
あちらの弁護士はあんな時計・鞄・車をもっていて稼いでいそうだ。
そちらの弁護士が経営する事務所は〇人ものイソ弁や事務局がいる。。。

司法試験や二回試験などの試験を経た弁護士。
世間からは稼ぎが良さそうと思われる弁護士。

弁護士は、その経緯や環境から、人と自分を比較してしましがちです。
人はただでさえ他人と自分を比較しやすいというのに、
さらに輪をかけて。

私は「弁護士さんですか、すごいですね」と言われると、
心の中でいくつもの感情が沸き起こります。

”弁護士=すごい”という働きをした諸先輩方、素晴らしいです(尊敬)!
”弁護士”のイメージを固定化したのはテレビドラマ?
この方、今までの人生で弁護士の実物に会ってこなかったのかな。よかった!
あなたのイメージする弁護士と私は、だいぶ違いますよ、きっと!
すごいと思ってくださって感謝!それなりに頑張りました!
弁護士業にかけた時間が長いですが、その時間分あなたにもすごい経験があるはず!

列挙しましたが、要するに、
①「弁護士=すごい」の背景にあるもの(諸先輩の活躍、テレビドラマ)
②自分というもの(それなりに頑張りました、かけた時間)
③「弁護士=すごい」と自分の間にあるもの(だいぶ違う、だがそれでいい)
こういったものを、ばばばっと考えてしまいます。

そして、自分の経験値の分、目の前にいるあなたにも誇れる経験がきっとある、そう思うのです。

周囲の弁護士との比較ではなく
「私は私なりに頑張ってきた」と思えた頃から、このように思うようになりました。
また、子育てを通じて、料理・洗濯・掃除・物の整理整頓や育児(保育)の経験も引き出しも豊かな方に出会うようになり、
「リスペクトしかない…この方たちは、注いできた関心や費やしてきた時間の対象が、私とすごく違うんだろうな…」と感じるようになりました。

「弁護士さんですか、すごいですね」

次回言われたとき、これをお読みいただいている方に、どんな気持ちが芽生えるのか、楽しみです。

応援しています!

わかうら80’s



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