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「仕事を振るのはやっぱり苦手」という話

こんばんは。
理学療法士の横田 達之(よこたつ)です。

さて、今回は
とあるお仕事を通して難しいと感じたことを
言葉にしていこうと思います。

端的に言うと
「人に仕事を振るのって難しい...」という
話ではありますが、
思考の整理と反省の意を込めて綴ります。


1. 「リーダー」という立ち位置


現在、勤めている会社では
普段の訪問リハのお仕事に加えて
「チーム業務」というお仕事がある。

いくつかあるチームの中で自分は、
更に少し細分化された、社外向けのイベントを
企画・運営する班のリーダー
をしている。

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リーダーという立ち位置はすごく苦手で、
学生時代にも、学園祭や学生団体の活動で
時々やっては「性に合わない」と思っていた。

性に合わないことを理由に、学生時代には、
あまり人にはタスクを振らずに自分で処理を
しまくっていた。
ところが社会人でそれをやるのはダメだよなぁ
ってことで以下に続いていく...

2. やることは採用イベントの企画・運営


上にも書きましたが、
社外に向けてイベントを打ち出し、
会社のことを知ってもらったり、採用に繋げる
のがおおよその仕事内容。

要はイベントをやるだけ、が仕事では
あるものの、まずそれ自体に馴染みのない
医療職にとっては単に“やるだけ”
片づけられないのが大変なところ。

3. あくまで「+α」ではあるが...


そもそも、このチーム業務というのは、
主軸である訪問看護・リハビリとは別で、
会社の全員で経営していくといった
会社の姿勢や理念に基づき、それぞれが
月に1回会議をしてタスクをこなしている。

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主軸のものとはまた違うものの為、
基本構造として本来、一つひとつのタスクは
そんなに重くはない。
そして、色んな店舗のスタッフが
ごちゃまぜで構成されている為、
お互いに普段の様子をあまり知らないという
点が存在する。
ここがリーダーをやるうえで、
すごく難しいなぁと感じたポイントでもある。

4. そして、本題に入っていく


2020年8月21日の金曜日にイベントを開催した。

このイベントでは、極力
経験値の多い自分が介入することなく
企画・運営をしてほしいと思っていた。
というのも、
その2か月前に行っていたイベントでは
ほとんど全てのタスクを自分でやってしまった
からである。

さて、ここからが難しく、
そんな旨をメンバーには伝えたつもりであった。
しかしながら、たかだか月に1回の会議で話した
内容をきっちり覚えている人は少なく、
中には、
「なんでそんなにタスクを振ってくるの??」
困惑するメンバーもいた。

相手の立ち位置に立って、
よくよく考えれば分かることが抜け落ちていた。

この段階で、
「みんなはこの仕事を楽しめてないのでは?」
という疑念が頭を過った。

5. リーダーの務めとは


「+α」の仕事であれ、慣れない仕事であれ、
自分がリーダーである以上は、
メンバーにはこの仕事を楽しんでほしいと
思っていた。

ところが、そんな思いとは裏腹に
メンバーからは楽しいという
感情が伝わってこない。

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頭を過った疑念はイベントが始まって
確信に変わった。

明らかに楽しくなさそうな表情が
そこにあったから。

もちろんそうでないメンバーも
ありがたいことに居てくれたが、
確実に楽しいと思えていないメンバーがいた。
その時の表情を見て、
すごく「悔しい」と感じるとともに、
大学時代にお世話になった先生の言葉を
ふと思い出した。

「リーダーとして、成果の出なさそうな
チャレンジをさせることっておかしくない?
『チャレンジして良かったと思えるだけの
成果とやりがいがなきゃダメじゃない?」

昔言われたこの言葉の意味が少し理解できた
気がしている。

どうせやるのであれば、
ただやってもらうのではなく、
やって良かったと思える実感を。
決して引きずるのではなく、
引っ張れるようなリーダーで在りたいと
思った。

6. 反省して「次」に向かう


今回のイベントを開催して、
集客は振るわなかったものの、イベントへ
参加してくださった方からのリアクションは
良い印象を受けた。

少ないながらも成果に繋がりそうな
内容だったかなと思うし、企画段階から
頑張ってくれたメンバーには感謝しかない。

だからこそ、
次は開催する側のメンバーが誰よりも楽しめる
仕事・イベントとなるようにしていきたい。
成果とやりがいを感じられるように。
そんな設計づくりに励んでいきたい。

▼▼▼

(何はともあれ、少し成長はできたものの
心も痛むことではあったので、心を休めながら
これからもぼちぼち頑張っていきます。)

ーー終ーー


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