見出し画像

居合抜き(いあいぬき)

これな~んだ?

幼いころの話ですが、
父親が祖父のことを「居合抜きの名人だった」って言うんです。
少し(4~5m)離れたところから「えいっ」と気合を入れると茶筒のフタがぽんと外れるというんです。重力に逆らってますよ。。
ちょっとおさなごころにも疑問符が浮かんだのですが
でも、私の父親がうそを言うはずがない。
すごいなあって素直に感心し祖父に逢いたかったなあと心底思いました。
まあ少し、現実、目の前で起こってみないと真偽のほどは?という気持ちもあったかもしれませんね。

写真の茶筒は欅の木をくりぬいたもの。木目が美しいです。

ふたをポンと外す前?

自然からいただくもの、こと。その恵みを時間をかけて工夫、細工して使う。そのことで私たちは生活を便利に豊かにしている。
使い捨てでない物の使い方は少し面倒?かもしれない。
でもそれはきっと私たちのこころを豊かにする。気持ちがふっくらする。

木目を見ていると、そびえたつ木の状態を想像してしまいます。
丁寧に仕上げてあります。
使うほどに味わいがでる、用の美ですね。

つきうさ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?