パソコンの中の「ねりま」

✳タイトル不明の漫画のネタバレがあります。

子どもの頃、兄から借りた漫画の中で、いまだに良く覚えている読みきりがある。
40年位前、マガジンとか、キングとかか？

主人公の男の子は非モテでパソコンオタク。
その知識を生かして、自分でプログラミングした理想の女の子をパソコンの中に作る。
その子は自分好みの可愛い顔立ちで、当然自分に優しい言葉をかけてくれるため、彼はパソコンの中の彼女に恋をする。
彼は練馬区在住のため、彼女に「ねりま」と名付けていた。
ねりまは、自我があるような設定だった。
彼女に夢中な主人公は、学校でもうわの空で、「ねりま～」「ねりま～」と言いながら授業に身が入らない有り様。
途中で私の記憶が抜けているのだが、何かのキッカケでリアルガールフレンドが主人公にできる。
それを察した心優しい「ねりま」は、自力でパソコンを動かし、電源を抜いて自分を消去し、主人公を現実の世界へ送り出すのだった。

なんだか書いてて悲しくなってきた。
小さい頃読んだ話なのに、鮮明に覚えている。が、自分の妄想だったりして。

今のVtuberとは少し違う感じだが、星新一のショートショートみたいに、未来を予知しているような話だったな。