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【映画】LUCY / リュック・ベッソン

ぼくたちは脳を15%くらいしか使えていない、という話から始まる。ほとんどの生物は3〜4%しか使えていない。この数字が、20,30,,,,100と増えていったら、、というSF映画。

ストーリー自体は普通というか、何でもありなSFの世界だからちょっとチープさも感じたけど、なぜ人間は15%しかその脳の働きを使えていないのか、という理論の解説が非常に興味深かった。

人間の脳機能や行動を抑圧する要因は、不安や恐怖にある、という説。これは現代の脳科学的にも言われていることだし、ぼくのポリシーでもある「人のクリエイティブを最大限に発揮する環境づくり」にも大きく関係している。最近ビジネスシーンでも「心理的安全性」という言葉が流行っている(よく聞くようになってきた)けど、まさにその重要性を指し示しているようで、タイムリーな内容だった。

もし、理論上こうなったら、という未確認の事実をフィクションとして視覚化し、ある時は問題提起として、ある時は未来への期待感として、描き共有することができるのが、SFという表現方法だと思うし、いつだってテクノロジーは「想像」を現実にして進化してきたわけだから、オーバーテクノロジーの問題なんかもあるけど、僕たち自身が生み出す者として、こうした作品に触れてイマジネーション能力を高めることは、基本的には良いことだと思っている。

ちなみに、生物としての人間がとる行動パターンは、①快楽を求める、②痛みを避ける、の2つ。生存本能としての行為は、繁殖可能な環境があるときは繁殖、ないときは不死(身の安全の確保、進化)を選択する。そうした人間が取る行動パターンを知っているかどうかで、緊急時・パニックになった時の自分や他人の行動を客観的に見て、冷静な対応ができるようになるはずだと思っています。


多くの人の個性や表現が埋もれてしまわないように、クリエイターとして、価値を掘り出し、届ける活動を行ってまいります。ブランドづくりに軸足を置いていますが、メディアでの発信や書籍展開など、活動の場の創出ができるようにも努めてまいりますので、どうぞご支援のほどよろしくお願いいたします。