見出し画像

テスターはやっぱ使おうな!

ドローンはフライトコントローラーがキモでここに様々な電子機器が直接または間接的に接続して飛行している。

ドローンを自作するには、
フレームにモーターを取り付け、FCとESCを安定的に配置してそれぞれをケーブルでつなぐ。FCとカメラ、FCとVTX、FCと受信機をそれぞれ半田付けして後はフレームを組み立てさえすれば飛ぶ状態にすることができる。

ここで多くの人が『火入れ』する。
バッテリーをさして各種機器が通電して動作するのか確認する。しかし、初心者の多くはここで泣くことがある。いや、ベテランでもたまにやってるのを見る。

初回電源投入でショートして故障

FCの基盤の+-を間違えてしまうなどはさすがに少ないが、はんだが隣の端子に接触していたり、ゴミが付着し通電させていたり、カーボンフレームに基盤が接触してショートしたりというのがほとんど。小さい機体を作れば作るほど接触不良が起きやすいので、小さい機体を選びがちな初心者にはさらに起きやすい問題となる。

みんながみんな電子工作が得意ではないのでこうした問題はしょうがないこと。だけど、しょうがないことで、一個10000円もするFC・ESCをお釈迦にするのは避けたいはず。

面倒かもしれないけど必ずやるのをおすすめするのが、テスターを使ってショートしていないかをチェックする、ということ。

テスターとはおそらく電子工作をする人には欠かせないアイテムだが、正しい電圧が出ているかの確認だったりさまざまなことが行える。が、難しいことは抜きにして自作ドローンの用途ならますば通電チェックのみでいいと思う。

私が使っているのは以下のテスター

○Sanwa デジタルマルチメータ PM-7a
https://amzn.to/2X91DQh

使う機能はダイヤル部分にあるボイスマークの部分だけです。ボイスマークにダイヤルをあわせて、2本のスティック先端を接触させると「ピー」っと音がなります。これが通電状態です。どのテスターにも必ずある機能なので、上記の商品でなくともOK。

このテスターでチェックするのは
「ショートをしていないこと」
=「通電していないこと」
=「音がならないこと」です。

例えば、バッテリーを指すコネクタ(XT60/XT30等)には+とーがありますが、これらが通電してる状態でバッテリーを接続すればショートして発火します。

実際にどのように確認していくかを解説します。
まずはテスターを通電確認できる状態にしたら、ESCのバッテリーコネクタの根本の+とーにテスターを当てます。そこで音がなったらショートしているということなので、はんだが漏れ出て+とーが触れ合っていないかなど周辺をチェックしましょう。まずは音がならなければOKです。

チェックはこれだけ。終了。
色んなものを勘案して、このESCのバッテリー接続部分さえショートしてないのが確認できたら燃えることはないはず。細かい小さな端子部分で不安だったら隣同士通電してないかなどチェックしたらいいです。

初心者であればあるほどショートすることが多いのですが、初心者であればあるほどテスターにハードルを感じて使わない人が多いです。僕ははんだごてで機体を修正するたびに必ずテスターで上記チェックを繰り返し行います。10秒で終わるチェックで、1万円するFC・ESCを無駄にしないのならば安いものですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?