中高生と大人の映像スキルが逆転する時代/iPhone 12 Pro Max × FPVドローン/韓国ドローンタクシー/オービット/FPV撮影の苦悩？/横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.28

今週は都内で色々動いておりました。

iPhone12をドローンに搭載した動画がプチバスしており、いろんな反響があります。「操縦がすごい！」というものや「電波法違反なんじゃないか？！」という疑惑や「iPhone12すげー！」というカメラとしてのiPhoneへの賛辞など。iPhone12の撮ってみた感じや具体的なマウント方法はガジェットレビューで詳細解説していますので、見ていってください。

○今週のとんかつ〜とんかつひなた（高田馬場）〜https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13204289/

「とんかつのフルコース」を食べたことはありますか？
ひなたは様々な豚の部位を少しずつ、ソースやトリュフ塩など最適な食べ方で提案していただけるコース料理のある珍しいとんかつ屋です。通常のとんかつ屋のように定食もあるのですが、お酒を飲みながらデートなどでも使えるお店です。お酒を飲んで1人五千円ほどと「とんかつ」として見たら高いですが、「上品なお肉」をカウンターでいただくこれまでとは違う体験ができるお店です。

それでは今週のメルマガです。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　2020/11/18
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横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.28

毎週水曜日発行
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今週の目次─────────────────────────────

1.今週のトピック
2.横田のドローンガジェットレビュー
3.世界のおすすめ動画解説
4.連載：FPVドローン入門〜エアートリック〜
5.Q&A（何でも質問回答）

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1.今週のトピック

日本中・世界中でドローンを持ってコンテンツ企画、イベント運営、撮影している著者が毎週違ったトピックで旬な話題を提供します。

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『中高生と大人の映像スキルが逆転する時代』

僕は映像を生業にしているわけではないのですが、ドローンを手段として活用しまくっており、その手段の一つとしてとてもキャッチーで効果的な撮影・映像という分野をもっぱら楽しんでいます。ありがたいことに楽しい仕事もいただく機会が増え、表現方法の一つとしてのFPVがますます好きになりました。

最近中学生や高校生と話す機会があり、とても驚いたことがあります。
それは「かっこいい映像は中学生でも簡単に作れてしまう」ということ。中学生でも、と書きましたが、現実世界においては、大人よりもむしろ子供世代の方がよっぽど動画を作れる人口が多く、動画に触れまくっている時間も大きいため、むしろスキルの逆転現象さえ起きていると思います。

僕の周りの30代はようやっとYouTubeを始めたり、動画を作るために講座を受講したり、ライブ配信を行うために機材の設定をしていますが、見ていて手際が悪く、覚えようとして覚えているなと感じます。そのため習得に時間がかかり、始めたYouTubeも再生回数も乏しく継続することができずに結果的に諦めている人もかなりの数がいると想像できます。

一方、中高生は日常が動画に溢れています。
去年、ドローンの朝練終わりに市民プールでまったりするルーティンを過ごしていた時のこと。中学生らしき男の子5人グループが隣に陣取り、プールに入って遊んだり、みんなで話していたのを横にいて少し話を聞いていました。プールで一通り遊んだ後に、その中の1人が発した言葉が衝撃的です。

「あー、もうこんな時間か〜そろそろ撮る？？」

その後、彼らはiPhoneを荷物に立ててセットし、TikTok用の動画を撮り始めました。5人で音楽に合わせてダンスをする至ってシンプルな内容です。

これに僕は大きなカルチャーショックを受けました。
中学生たちは動画を作りアップロードするというほとんどの大人ができないことを日常的に、半ば義務的に（おそらく毎日数本単位で）行っているのです。もちろん彼らはその動画の再生回数やリアクションを気にしています。どうやったらウケるのかを考え、趣向を凝らし、何度もリテイクを重ねています。

荷物にセットするiPhoneの設置方法もこなれていて、縦型画面に5人全員が入るように一番良い画角は何かを抑えた上で、すべてを卒なく、超効率的に行っているのです。

TwitterやTikTok、Instagram、LINEなどのSNSの日常への溶け込み方も尋常ではなく、そうしたアップロード行為を行っていないことがいじめの原因にすらなってしまうのではないかと思うくらいの“同調圧力“すらあります。いい悪いはさておき、こうした環境にいる子供と、仕事や日々の生活に追われている大人とどちらが映像リテラシーが高いかは言わずもがな。