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Withコロナで撮影映像は有利?/メルセデス・ベンツ ミュージアムをドローン撮影/アクションカムOsmoActionとSonyRX02/FPV映像の生放送化/どこに住んでいるんですか?/横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.4

今週からCATVでも桜ドローンプロジェクトが放送となりました。現在DVD用の映像を鋭意製作中ですが、ホントいいです。とても。1時間ゆっくりと美しい日本の桜を楽しめます。予約購入はこちら。現在海外メディアでの放送も検討しており日本の桜をどんどん世界へもっていければと思います。

6月に入り宣言解除され、飲食店も開きだしホテルも始まり土日には観光客もある程度動くことが予想されます。とはいえ例年よりもはるかに下回る数値になるでしょう。今週の動画解説にもありますメルセデスベンツミュージアムのドローン撮影はまさにこの時期の特徴をうまく活用できた撮影ですね。コロナだからこそのアプローチ方法を今回のメルマガでも探れればと思います。

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                         2020/6/3
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横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.4


毎週水曜日発行
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今週の目次─────────────────────────────

1.今週のトピック
2.横田のドローンガジェットレビュー
3.世界のおすすめ動画解説
4.連載:ドローンのつくり方講座
5.Q&A(何でも質問回答)

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1.今週のトピック

日本中・世界中でドローンを持ってコンテンツ企画、イベント運営、撮影している著者が毎週違ったトピックで旬な話題を提供します。

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『Withコロナでドローン撮影は有利なのか?』

全国緊急事態宣言が解除され都内や観光地も徐々に動き出し始めましたね。
ここ数日で撮影やイベントの企画のお話などもいただいているので肌感として多くの企業や周辺の代理店などが積極的になってきていると感じます。今回コロナにより大打撃をうけている飲食店やホテルを含む観光業も6/1を機に再オープンをしているところも多いですがお話を聞く限りは当分は例年の集客は見込めないとのことで各企業で集客は当分悩みのタネになりそうです。

大打撃のところばかりではなく逆に追い風が来ているところもあります。
マスクや衛生グッズはもちろんのこと、世界的なステイホームのおかげでNetflixのような動画配信サービスやお家でできるゲームの需要はとても上がっています。セキュリティの問題で逆風が吹きつつも時価総額4兆円を超えたZoomのようなオンラインビデオ会議、飲食店の中でも2020年4月の売上が「6.7%増」という圧倒的数値を叩き出すマクドナルド、自炊が増えたためにスーパーで購入する人も増えています。

ここであらためて考えておきたいのが「一般消費者の思考」です。

私はこれまで対企業向けのイベントや番組製作や撮影などをビジネスとして行っておりますが、クライアントのクライアントは一般消費者です。自分のコロナに対する主観などは置いておき、若い女性はどう考えるか?サラリーマンは?高年齢の方々は何を思っているか?など想像する必要があります。

コロナの感染が完全に収まったとしても、人の密集する場所には近寄りたくない、なるべく人と接する機会を少なくしたいと考える人は一定数います。実際に高年齢の方々とお話すると(経営者でリテラシーも高く柔軟な思考をされているが)まだまだコロナに対する距離を強く(想像以上に)とっているというのが伺えます。話を伺うと奥様が強い警戒心を持っているケースがあるのですが、20代、30代の女性との会話でもそういった声を聞くことからも男性よりも女性のほうがより慎重になりやすいのかもしれません。

撮影や映像制作にはいくつかビジネスパタンが考えられます。
大きく4つに分類すると、

【集客・営業】
TVCMや企業のPV、観光インバウンド向けPR動画など集客や認知、PR、ブランディングなど営業的側面を持っているもの。この数ヶ月自粛のイメージや同調圧力も大きく影響し、儲かっている会社ですら広告にネガティブでした。オフライン集客を狙ったものは依然難しいですが、狙えるところは色々ありそうですね。特に衛生面や品質のアピールを図ることはリソースのある企業には差別化を図るチャンスにもなりますね。

【作品・コンテンツ】
TVを含むメディア業界では5月まで取材がほぼ行けず現場に人が集まることが難しい状況が続いていましたが映画やドラマなどのコンテンツ制作にも大きく影響がでていたと聞いています。私の桜ドローンプロジェクトも途中断念を余儀なくされましたが大きい企業であればあるほど自粛・中止の傾向は強いです。この2ヶ月のコンテンツ制作ができなかった機会損失に加え、宣言解除明けの現在でも例年の稼働状況を作れないとなるとコンテンツづくりにローコストで異なる表現が必要になるかもしれません。

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