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全くのド初心者でもドローンで映像は簡単に撮れる/DJI Mavic 2 Pro/FPV Freestyleの元祖Left Behind/上達スピードを上げるOSD設定/海でドローン注意/「FPVで被写体を捉えられません…」/横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.19

今日から大阪です。
週末に京都に用事があったのでその前に久々大阪にきました。

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春の桜の時期に門真市のパナソニックミュージアムのさくら広場で撮影させていただきましたが、安藤忠雄氏がデザインする同公園は上空から見ると扇形に設計された色合いが素晴らしい場所です。いろんな桜名所に訪れましたが「都会度」でいえば最も洗練された美しい桜スポットです。来年はぜひ行ってみてください。

〜今週のとんかつ〜

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千葉県柏市:塩梅(あんばい)
毎度とんかつ100名店にも選ばれているこのとんかつ屋は地元にありまして僕が大学生くらいの時より行ってました。最近久々に訪れてトータルバランスがとても良いお店だなと再確認。ここはとんかつも美味しい(このお店はロースがヘルシーすぎる印象、ヒレの方が味わいがあって好き。写真は特ロース定食)ですが、とにかく小鉢やら付け合せが色々出てきてご飯もキャベツも味噌汁ものおかわり仕放題、定食は2,000円オーバーですが普通に肉質や付け合せを考えると4000円相当の感覚で楽しめます。いつも行列ができているのでピークタイムを少し外していくのをおすすめします。

それでは今週のメルマガです。

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                         2020/9/16
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横田 淳『週刊ドローンリアルビュー』 Vol.19


毎週水曜日発行
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今週の目次─────────────────────────────

1.今週のトピック
2.横田のドローンガジェットレビュー
3.世界のおすすめ動画解説
4.連載:ドローンのつくり方講座
5.Q&A(何でも質問回答)

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1.今週のトピック

日本中・世界中でドローンを持ってコンテンツ企画、イベント運営、撮影している著者が毎週違ったトピックで旬な話題を提供します。

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『ドローンで映像を撮ってみたいけど踏み出せないあなたへ』

最近ドローンには全く詳しくない別業界の知人(30代)と話をしていたのですが、衝撃の質問をいただきました。

「ドローンって一般人が飛ばしていいものなの?」

んんん?ぼ、僕も一般人だよ!?

今でこそ、スマホできれいな4K動画が撮れることは珍しくなくなり「カメラ」は一般化しました。TikTokで毎日の課題のようにアップロードをする中高生が溢れ「動画」も民主化しました。むしろ、大人よりも子供のほうが動画に精通していて、最近中学生と話していて面白かったのがほとんどの子供が「動画編集はできる」と特別編集技術がなくてもできるものという理解がされていました。

今の20歳前後の人は、「ダンス」が授業で必修になっていることが多かったため30代、40代に比べて格段にダンスが上手いです。上手いというよりも踊れないという人が少ない印象です。今の中高生はそれが「動画」です。10万円代で高性能な一眼レフも変えるくらいに汎用化しています。いま一緒に行っている文化祭プロジェクトでも僕がドローン撮影、高校生が編集という役割分担で話がすすんでいます。近い将来に中高生がドローンをバンバン飛ばし、大人よりも技術も経験も凌駕してしまう未来が見える気がします。

さて、冒頭の話題に戻すと、ドローンは誰でも飛ばすことができます。当たり前のように毎日ドローンを飛ばす僕も特別な方法があって飛ばしているわけではありません。中学生でも大学生でも「一般人」でも「有名人」でも誰でもOKです。ドローンの値段もどんどん安くなっていてちょっとお小遣いを貯めれば就学していない未成年でもゲットして撮影することは可能です。

では、どういう注意点があるのでしょう?
最低限守るべきポイントを改めておさらいしておきましょう。

■ポイント1:場所:人や建物が多い屋外は原則飛ばさない

首相官邸へドローンの侵入、長野の善光寺へのドローンの墜落、2015年に立て続けに起きた事故によって法整備の検討が進み「航空法」という国交省が管轄の法律へドローンの規制が加わりました。

こういった法律があるので、「あぁ、一般人は飛ばしてはいけないな」とハードルが高く見えてしまい諦める人が多いのですが、一定のルールを守ってやれば大げさに気にしなくてもドローンは飛ばすことができます。

まず最初に抑えるべきポイントは場所です。
飛行機が飛んでいる空港周辺や国会議事堂、自衛隊、首相官邸など「なんか飛ばしたらまずそうだな?」というのはわかると思います。また都内など人や建物が多いところも原則NGです。では、どういうところなら問題ないかというと、

・見渡す限り、人や建物がなさそうなところ

はだいたいOKです。
航空法で規制されている場所の根拠は国勢調査の「人口密集地」をベースに作られていますので、人が住んでいるところの多くは規制対象です。つまりはひとが住んでいないような田んぼや拓けたところは原則問題ないということです。ただよく間違えるひとがいるのですが、

・自分の家の敷地だからといって飛ばしていいわけではない

ということ。私有地であることと航空法は関係がないので注意しましょう。
そしてもう一つ見落としがちなのが「屋内」です。屋内は航空法の規制対象ではありませんので家でも学校でも会社でも倉庫でも飛ばし放題です!


■ポイント2:時間:太陽が上がっている時なら大丈夫

趣味や撮影で利用するならドローンは自動操縦ではなくほぼマニュアル操作です。となると、ドローンがどこにいるのか常に視認できる位置にいる必要がありますが、夜間帯などはドローンの飛行は原則禁止となっているのが航空法です。カメラの性能を考えても光量が少ない夜は良い映像を取りづらいですので、無理に飛ばしたいということも少ないでしょう。

雨風が強いときはなるべく控えましょう。ドローンは機械なのでしっかり防水対策を取っていればいいですがショートしてしまい飛ばなくなることもありえますし、風速7mなど人が強いなと感じる風にドローンも反応してしまい安定した映像は撮りにくくなります。
つまり日光を浴びながらドローンを飛ばすのは全く問題ないどころか健康的です。


■ポイント3:種類:小型軽量になるほど飛ばしやすい

Amazonで売っているトイドローンの多くは200g未満であり、こうしたドローンはそもそも航空法の規制の対象外です。マイクロドローンと言われる撮影機の多くも200g未満で航空法の制限は受けません。200g未満で高品質なカメラを搭載しているのはこうしたドローンです。

○DJI Mavic Mini
https://bit.ly/2RurtLi

ただし、200g未満のドローンは搭載できるカメラのスペックが低くなりがちなので重量がもう少し重いドローンを使いたくなるでしょう。全然問題ありません。上記ポイント1,2を守っていればほとんどのケースでドローンの飛行することはできます。価格も上がりますが旅先できれいな映像を撮るならこういうドローンがいいでしょう。

○DJI Mavic Air 2
https://bit.ly/3bY0SQe

特別な資格は一切いりません。公的な資格は2020年9月現在ありません。もちろんルールを守って安全に飛ばすのは重要ですが、そこまでビビる必要はないのです。細かいルールは他にもありますが、ドローンを飛ばしてみたい方は購入したあとでも問題ありません。

お酒を飲んで操縦しないとか、ひとがたくさんいるイベント上空では飛ばさないとか、電車のすぐ近くを飛ばさないとか、まぁ当たり前のことです。いざ飛ばしてみようという方は以下から詳しく規制内容がみれるので確認してみてくださいね。

○無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000003.html#a

ドローンはハードル高く感じるけれど、やってみたら意外と簡単です。
本メルマガでも度々紹介している「FPV」などにステップアップすると航空法の他に電波法も絡んでくるので確かに初心者泣かせですがドローン映像を撮りたいのであれば資格もいらず安全に配慮すれば誰でもできます!これまで人間が見れなかった鳥の視点を多くの人に楽しんで貰えればなと思います。

質問や疑問はコメントいただければお答えしますのでお気軽に。

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2.横田のドローンガジェットレビュー

毎月のように新しいドローンが中国を中心に世界で開発販売されています。
横田が実際に使っているものを中心にレビュー・解説していきます。

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『DJI Mavic 2 Pro』
https://bit.ly/2RpaiuO

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