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3人目にして、初めて夫が夜泣き対応してくれた話

「夜が怖い」

夫に話をした。

1歳になったばかりの娘は、言葉の出始めか、2、3歩歩くようになった進化に脳がついていけないのか、今週は特に夜泣きが激しい。

抱っこしても、出てるかわからないおっぱいを飲ませようとしても、ミルクを作ってみても、おむつを変えてみても、とにかくふんぞり返って泣く。目は閉じたまま。たぶん寝ながら。

3人目だから余裕だろ、そう思う人もいるかもしれない。

夜泣きは母のメンタルによるのかと思ったり…

満月の日に泣くんだと関連づけてみたり…

育て方のせいかな…なんて自分を責めてみたり…


そんなこと言っても何しても

泣くものは泣く笑

個人差だ、こればかりは。


忘れただけかもしれないけど、3番目にして夜泣きの激しさナンバーワンだ。

3人目の夜泣き対応で、変わったことといえば、泣いてる人を責めたりイライラしたりしなくなった。


ただ、孤独だ。

起きる気がない身体を無理やり起こし、寝ながら泣き喚く人を連れて別の部屋に移動する。

身体を反らして、落としそうになる10キロ弱の人を抱えながら、暗闇で歌ってみたりスクワットしてみたりおんぶしてみたり。


起きない夫を恨めしや〜と眺めながら。

何もしてくれなくて良いから、起きてそばにいてくれないかなぁ。

そんな、思いが募っていた。



以前なら、その気持ちを

「後ろからサクッと刺してやりたい」

なんて、冗談まじりに殺意が芽生える瞬間を表現していたのだけれど。笑


ポジティブ心理学を学んで、Iメッセージ(主語を自分に)するようにしたら、なんと動かぬ岩が動いた!

「あなたは絶対夜泣きで起きてくれないよね(責める)」

から、

「夜泣きが辛いです。暴れる子どもを落とすんじゃないかと心配です。真夜中の夜泣き対応は孤独なんです。(主語は私。そしてこの孤独を側から見つめてみる)」


なんと、


絶対に起きない夫が、寝かしつけからの夜対応を請け負った。(次の日休みの日を見計らって。)

しぶしぶだったのはわかるけど、しぶしぶとやんわり断られていたことが、しぶしぶと認め、やってみるか!と、行動に移してくれた。


これは、なんだろう。

「行動」してもらえると、わかってもらえた安心感から、こちらも感謝が湧いてくる。


夜泣き対応がうまくいったかどうか、はもはや関係なかった。

夜泣きが辛い、それを共感してもらえただけで、うれしかった。


できるかできないか、わからないけどやってみよう。


そう思えた夫も、褒めてあげたい。

そういう関係をつくったのも、「世界に通用する子どもの育て方」という本のおかげだなと思う。


素直になることを肯定してくれるのだ。



夜泣き対応の結果は、夜中3時に私が我慢できずに交代してしまったのだけど。


それでも、この変化を、同じ孤独を味わってくれて同じ方向を見てくれたこの日を、忘れないでいよう。


記念すべき日だ。




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