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アメリカで就職するまで

海外で仕事に就くのは至難の業。私も苦労したし、いろいろな方のブログ等を見て、自分がやっている事以外に何かやるべき事はないか…と参考にしてきたので、私の体験もシェアします。

1.戦略
①米国企業ローカル採用 ⇒私はこれでうまくいきました
シアトルであればAmazon, Microsoft, Starbucks, Costco などの米国企業。日本語が必要なポジションもたまに見かけます。募集ポジション数が半端なく多いこと、米国水準の高い報酬など、メリットがある一方、競争率は高いのでJob descriptionと限りなく一致する経歴を持っていること、就労許可がある人が前提になる。

②日系企業ローカル採用
シアトル付近なら、Nintendo of America、Pockemon Companyなど、日系企業だけど現地化が進んでいる企業。米国企業と同じメリットがありつつも、日本親会社との連携等、日本語スキルが重宝されそう。もしかして、Eビザとか出してくれるのかな?と期待しながら、応募しましたが、私は面接に呼ばれず。

③日系人材紹介会社経由
日本語が必須となる求人。給料はすごく安いものばかり。。いわゆる駐在員がえらくて、現地採用は給料が安いという設定で、この給料では家賃を払えないというレベル。それでもせっかくアメリカに来たんだし、働きたいな…と何でも受けましたが、面接に至らず。日本語ができるだけでは、呼ばれないんだなと思いました。ビザはサポートありの案件もたまーーにある、という感じ。

④H1B cap-exempt枠狙い(大学など)
大学などの非営利組織は、H1Bの上限がないので、4月の抽選にかけなくてもビザのスポンサーが可能。私はL2ビザなので、夫が仕事やめちゃっても私は働き続けられるよう、H1Bが欲しいなと思っていたので、最初はこの戦略で住みたい都市の大学のビジネス/IT系ポジション(ITプロジェクトマネージャー等)をたくさん受けましたが、手ごたえゼロ。また、H1Bサポートはアカデミックだけ、と明記している大学もあり、ビザ戦略としてもどこまで有効かは不明です。。

2.ツール
①LinkedIn
求人検索、キーワード設定しておいて通知が来るように設定しておく、等すごく便利。Indeed等も一通り使ったけど、いい求人情報が得られたのはLinkedInでした。(でも、一通り求人情報サイトは登録して使ってみてください。就活中、情報は多いに越したことがないので)

②企業のキャリアページ
お目当ての企業があれば、求人ページをまめにチェック。Amazon, Microsoft等、大量の求人が掲載されていて、しかもどれも同じようなタイトル(みんなProgram Managerとか)というような時、その中から自分の経歴に一番近いものを探り当てる必要がある。同じProgram Managerでも、全然求める人材は違うので、3-4個見てみてこれが近いかな、ではなく、本当にJob descriptionの中身、Requirementsを一個一個自分の経歴と照らし合わせて、「これって私のことじゃん!」っていうのを発掘するくらいのイメージです。

③日系人材紹介会社
知る限りの会社、すべて登録しました。中でも親身になってくれたのは、Quick USAさんです。残念ながら面接には至らなかったけど、2社推薦してくれました。すべての紹介会社さん、登録するとスカイプ面談してくれます。

④ネットワーキング
重要とは言われますが…結局は履歴書のマッチ度次第なので、面接対策のための情報収集という位置づけでは、やる余力があればぜひ。Referralをしてもらった=面接に呼ばれる、ということはないです。でも、面接に呼ばれた暁には、面接の練習相手になってもらったり、アドバイスをもらったり、その企業で働く知人がいることは絶対プラス。面接に呼ばれたタイミングで、LinkedInでメッセージを送りまくって、会ってくれる人を探すのでもいいのかも。

4.最後に
私の結論としては、自分が本当にやりたい仕事、今までの経験を存分に生かせる仕事を探し当てることがキー。米国人・グローバル人材と対等に戦うのは大変だから、日本語必須のポジションで…と私も当初は希望していたけど、結局日本語が必要な仕事は少なく、その少ない枠を同じ思いの日本人で競い合っている状況。まさにレッドオーシャン。そこで誰でもできる仕事をするよりも、自分にしかできない位のポジション、多少英語が下手でもこの経験は宝、と思ってもらえるポジションを探し当てる、今なくてもそれが出るのを待つ。それが長期的には自分のためになると思う。

GOOD LUCK!!!

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