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小学6年息子の挑戦、J下部ジュニアユースセレクション振り返り

小さな会社の人事部長。元人事コンサルが事業会社の人事部長となりました。これまで大企業、スタートアップ、フリーランス、中小企業とあらゆる立場でもがきながら生きてきた女です。3人の子育てしながら、良い生き方、良い働き方、人生の楽しみ方を模索している実体験を綴ります。*スペック*40代、子供→中学受験により中高一貫校に通う高校生長女(医師を目指して勉強中)、サッカー少年(小6男)、のんびり末っ子(小2)、3人の子育て中。夫は自営業。

Jリーグ下部組織のジュニアユースセレクションを受けました

結論から言いますと、1次セレクション合格→2次セレクション合格→最終セレクション(面接含む)ペンディング→ジュニアユースの練習に呼ばれて試される→不合格
となりました。
トップチームがJ1に所属している人気チームのジュニアユースセレクション。

セレクションの詳細は書きませんが、息子の経験として記録します。

中学受験と同じようなサッカーの世界

長女は中学受験を経験しました。
昨今の中学受験熱はニュースその他から多くの方が知るところだと思いますが、サッカー界においても、実は中学受験のそれと同じような状況になっているのです。

私が住んでいる地域では、小学校年代(ジュニア)からクラブチームが乱立しており、ジュニアからサッカーをやっている子たちのほとんどが部活には進まず、クラブチーム(ジュニアユース)に進みます。

そのクラブチームの選択がまさに中学受験と同じくらい熾烈な状況になっているのです。

中学受験では御三家と言われるようなトップ校が存在しますが、サッカー界のそれは、Jリーグ所属チームの下部組織と言われるクラブチームにあたるのでしょう。そんなJリーグ下部組織クラブに進める子たちってサッカー界ではエリート。

現在小学校6年生である息子はそんなサッカー界における受験戦争真っ只中といっていいかもしれない。

下剋上を這い上がった息子

クラブチームに進む方法は、クラブによって違いますが、人気クラブの場合はスカウト、セレクション、内部昇格(小学生年代の同じクラブチームからの昇格)とあるのですが、息子は一般ピーポーが人気クラブに潜り込む唯一のチャンス、セレクションにチャレンジしました。まさに下剋上。

結果として、落選したのですがおそらく数百人参加した中で最後のほんの数名まで残っていたのでかなり頑張ったと思われます。
※倍率でいえば2~3%以下と思われる(中学受験の合格率より低い!)

最終的にご縁がなかったのですが、とても良い経験になりました。

Jリーグ下部組織のセレクションとなると、「我こそは!」と思う子しか受けない(参加費もかかるし)中で、上手な子たちとサッカーができる。
その強者たちの中で、臆せず自分がやりたいポジション主張する。
初めて会った子たちの中でコミュニケーションを取りながら試合をする。
パッと見たところ20人くらいコーチ陣がコートを取り囲み、めちゃくちゃ見られながら緊張感のある中でプレーする。
面接まで進むと、人生初の「面接」を経験できる。

どれをとっても、得難い経験です。

最後数名になったときに、他の保護者の方と話す機会があったのですが、地方から参加している方も多く、受かったら移住という話をしていました。
覚悟が違う・・・と感じました。

セレクション後


最後中学生の練習に混ぜてもらったときに、チームの雰囲気がとてもよかったこと。
練習終わりに、中学生から「がんばれよ」と言われて、ハイタッチしてもらえたこと。
すごくよかった。その光景を見てこのチームにご縁があったら良いな、と強く思うことができました。
結果、落選はしましたが、不思議とさらにそのチームのことが好きになっていました。
落選を聞かされた息子は、あまり普段の生活の中で感情を表に出すタイプではないので(試合中はめっちゃ出してますがw)淡々と聞いており涙ひとつ流しませんでしたが、その後普段は妹にめちゃくちゃ優しいのに、ちょっかいをかけまくってたので、内心荒れていたものと思われます。
とばっちりをくらう妹・・・w

結局は進んだ先で自分がどう頑張るのか

息子の進路はまだ決まっていないのですが、長女の中学受験を経験して言えることは共通しています。

自分が恋焦がれて、憧れて、めちゃくちゃ行きたかった学校(クラブチーム)に行けなかったとしても、ご縁があったその環境で自分がいかに楽しむのか、がんばるのか、でしかない。

中学校も、クラブチームも通過点。
自分のありたい姿、理想に近づくために、そこでどう過ごすのか、楽しむのか、それが大事。

中学受験をした長女は希望の学校に進むことができましたが、小学校時代は塾の優秀者一覧に1度も載ったこともなく、本当にギリギリのボーダーラインで合格したのは間違いない。
しかし中学校時代は勉強も部活も思いっきりがんばって、楽しんだ結果、小学校時代塾の優秀者一覧にずっと名を連ねていた子たちが学校のそれには姿を見せなくなった一方で、底辺から進学した長女が優秀者一覧に名前が乗るようになりました。

これは、中学受験で燃え尽きることなく、マイペースに勉強を続けることができたからだと思いますし、やはり進んだその先で努力を続けることができるかどうか、ということに尽きると思います。

息子も、Jリーグ下部組織に入れなかったからといって腐ることなく、(いや、もともと夢のまた夢と思ってたのでむしろ、ここまで残って奇跡と思っているので腐るわけはないw)ご縁のあったその先で、素直に、愚直に、アグレッシブに、サッカーを楽しんで欲しい。
小さい頃から大好きで続けてきたサッカーを、これからもずっと好きでい続けてほしい。
親の願いはただそれだけです。

エンジョイ、フットボール!!


その後・・・





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