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林真理子さんの「下流の宴」を読んで


中1女、小3男、年中女を育てる働く母。中1長女で中学受験を経験。長男でサッカー少年の母を経験。癒しだけを与えてくれる末っ子。子供たちからたくさんの経験をギフトしてもらっています。

先日読んだ本、林真理子さんの「下流の宴」

読んだというより、例の如く時間のない私は「聞いた」わけですが。

面白かったですね〜
登場人物に対して、共感したり、イライラしたりさせるこの巧みな文章術がすごい。

私は本を読んだ後、その本から浮かんでくるワードは何かな?とよく考えるんですが、今回は「覇気」でした。

下流とは?お金がないって話じゃない。

2005年に発売されていたのでもう20年弱昔の本になりますが、当時「下流社会」が話題になってましたよね。80万部のヒットだったそうなんですごいです。

今回読んだ「下流の宴」もまさに「下流」とは?
という問いなんだと思いました。

「下流」とは、単に所得が低いということではない。コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低いのである。その結果として所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。そして彼らの中には、だらだら歩き、だらだら生きている者も少なくない。その方が楽だからだ。

下流社会「はじめに」より


令和の今、下流が主流になりつつある!?

20年前、「下流」が話題になった頃、下流=ダメ という認識だったと思われますが、さて令和の今、下流だってありのままだったならいいじゃない という認知に変化してきているように思います。

ありのままの捉え方って、本当人それぞれだよな。と思うわけです。
ありのまま=努力しない
ということではないと私、個人的には思っています。

自分の役割がわかっていること。
その役割というのは、外から求められることではなく、自分の役割はこれだ!と思える何か。
その役割を担っている状態がありのままだと思うんですよね。
そして、これってめちゃくちゃ難しいですよね。
ありのままっていうのは、無理せず、ストレスなく平均以上に能力が発揮できたり自分がご機嫌の状態で、役割を果たしている状態だと思うんです。

みんな、ここを知りたいんでしょうね。
はい、私も知りたいです。
かなり自己探求を深めているタイプなので、なんかあと少しってところまではきている気がするんですが・・・

とはいえ、掴み切れてはないので、今のところ覇気を持って頑張って、多少のストレスはありつつも貢献できる、求められることに応えていってる毎日です。

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