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選ばれた人、選ばれなかった人。その時どうする?

小さな会社の人事部長。元人事コンサルが事業会社の人事部長となりました。これまで大企業、スタートアップ、フリーランス、中小企業とあらゆる立場でもがきながら生きてきた女です。3人の子育てしながら、良い生き方、良い働き方、人生の楽しみ方を模索している実体験を綴ります。*スペック*40代、子供→関西、九州最難関中学に合格した中学生長女、サッカー少年(小4男)、のんびり末っ子(年長女)、3人の子育て中。夫は自営業。

「選ばれる人」と「選ばれない人」

人生において、選ばれる時、選ばれない時は必ず経験する。
自分の人生において最初のそれはなんだったんだろう。
小学生の時にリレーの選手に選ばれなかった。とかそんなことから始まり、選ばれる体験と選ばれなかった体験の連続で「人生」を学んでいくのでしょうか。

自分が強く、強く望んでいたものに「選ばれなかった」体験は人生に深く刻まれるでしょうし、「選ばれた」時だってそう。
多くの人は「受験」ということでそれを経験するんだと思う。
私の場合、強く望んで受験した学校は高校までで、大学は「入れそう」な大学を妥協で受けてしまったので、受かったとて喜びは大きくなかった。
この経験で人生の教訓として刻んだこと。
「一生懸命やった人にしか感動は味わえない」です。
結果はどうあれ、必死で頑張ったか。それが大事だな。って。


サッカーにおけるセレクション

さて、前置きが長くなりましたがサッカー少年である息子のこと。
息子は保育園の年長さんの時からサッカーを始めました。
すごく上手だったようで、たまたま入った地域のクラブチームのコーチがスクール生として週1で通っていた息子に、試合などにも出場するコース、クラブ生のメールを親宛に意図的に送り続けており、親としては意味がわからないまま試合に出場し続ける時期があり、結果としてクラブチームに所属することとなって今があります。

というわけで、小学校低学年時代はサッカーの才能に溢れているように周りの大人には見えていたと思います。
そして小学校3年生の頃、J下部組織が運営するスクールの中でも選抜された子しか通えないクラスのセレクションを受けてみると受かり、スペインのバルサが運営するスクールのエリートクラスのその上なるクラスのセレクションを受けてみると受かり・・・
ということが続く、さらに所属クラブでもエースとしての存在。
勘違い、してしまいますよね。

なんだかわからないけど、セレクションで「選ばれた」わけなんですが、この選ばれた時が足下掬われる時だな、と今回の件で気づきました。
選ばれた時って、反省しませんよね。
やったー!嬉しいー!
以上!
って感じで。
もちろん喜ぶ気持ちを味わうのは大事だし、絶対必要なんですが、そこで終わりがち。
選ばれた理由を考えない。
でも、そこには理由があって見ている人には見える何かがあるはずです。
それが、本人の「才能」「強み」につながる何かなんだと思うんです。
選ばれた時の振り返り。これは絶対にやるべきだ!!

支部トレセンでの慢心

いろんなセレクションで「選ばれる」側だった息子。
ただし、サッカーの世界はそんなに甘くはない。

先日、地区の優秀選手を選抜するトレセン選考会なるものがありました。
サッカーは小学年代から各地区でセレクションを開催し、支部トレセン、地区トレセン、県トレセン、関東(関西等)トレセン、ナショナルトレセンみたいな感じでどんどんピラミッドの先端が細くなっていきます。

その、第一ステージが支部トレセンだったわけです。
支部トレセンには各チームから監督の推薦を受けたメンバーが集められ、50人ほどが集まって10数名が選ばれるとのことでした。
結果はまだですが、ずっと見学していて「いいとこなし」な息子の姿がありました。
ずっとゲームをしていたのですが、50人程参加していてごちゃごちゃした中でゲームをしていました。見学していてこの子とこの子って2人くらい突き抜けた感じの子はいました。さらに、全然ついていけていないなって子も複数いました。が、あとはもうどんぐりの背比べ状態。
プロ(と言っても近所のチームのコーチの方々)が見れば見分けがつくんでしょうか。

J下部やバルサのスクールのセレクションとは違う泥臭い感じがそこにはあり、なんだか現実を突きつけられた感じが親としてはします。

ゲームが終わった後、息子に「どうだった?」と聞いてみると「大丈夫だと思う!」ってどっから来るんだ?その自信。って感じでしたが、私としては不安しかない。そんなところです。

結果を受け入れ、そこからどうするのかが大事

トレセンの結果はまだ出ていませんが、なんとなくやばい気がしているのでその時のことをぼんやり考えていたりします。

まずは現実を受け入れること。
世の中には自分よりサッカーがうまい子がめちゃくちゃたくさんいるんだぞってことを。
それを真摯に受け止めて、じゃぁどうするのか?どうしたいのか?しっかり自分と向き合って考えること。
親としては、息子が頑張りたいなら応援することしかできない。

結果を受け入れ、考察し、その後どのアクションに繋げるのか。

結果だけに振り回され、その場に止まり続けることがないように。
次のアクションをどれだけ質高く、早くやるのか。
それが次の自分のステージにつながっていく。

これって子供のことだけど、自分が今頑張っていることだってそう。
しっかりと現実に向き合い、次のアクションに繋げる。
子供の成長過程から学ぶこと、気付かされることがめちゃくちゃある。

子供と一緒に、もう一回青春を味合わせてもらいながら、自分の学び直しに役立っている。息子も成長、私も成長。
現実は結果を知るのが怖い・・・そんなところですw


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