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あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。

今日は文化放送の『大竹まことのゴールデンラジオ』内のコーナー「大竹発見伝 ザ・ゴールデンヒストリー」にて、私のことをご紹介いただきました。

このコーナーの素敵なところは、市井の方の人生に焦点を当て、深く取材をし、そのエッセンスを大竹まことさんがあの味わい深い声で朗読してくださるところです。

「今話題の人だから」「有名な人だから」ではなく、普段表舞台に出る出ないに関わらずその分野の方を選び人生を深く掘り下げてくださるというところに魅力を感じました。

数年前、NHKBS1『チャリダー★快汗サイクルクリニック』の坂バカ女子部を卒業した時、私自身がやりたいと思い、実際に形にしたのがサイクルスポーツ.jpでの連載『おおやようこが聞く、みんなで走るストーリー』でした。チームのレース出場歴や有名な人がいるか、メディア露出の有無などは一切関係なく、仲間を広く募り、自分達のカラーで楽しむチームを取材しました。それぞれのチームを作った方々、チームを育てた方々のエピソードの中には、その方々の人生が透けていて、取材と記事執筆は私にとってとても貴重な経験となりました。

私の自転車人生において、多分客観的に見ると一番の表舞台であったチャリダー出演は本当に貴重な経験でしたが、番組に映された私は、私の自転車人生の本当に一部分で、番組に出る前も、出た後も、番組出演中も、画面に映らない日々は自転車仲間達に支えてもらって培われてきました。

ありがたいことに表舞台に立たせていただくことが割と多い人生ですが、小学校の卒業論文では『表舞台に立つ人を最大限に引き立たせる裏方をやってみたい』という旨を書いたくらい(当時から選考を経て勝ち取るものや立候補するものなど、代表と呼ばれるものをよくやるタイプでした)、昔から人に見える世界だけに固執せず自分の役を全うしたいという思いがあります。だって、ただ表に出て目立つことにはあまり価値がないと私は思うから。目立つのは外見ではなく、内面の行動の結果が表舞台に表れた状態でありたいという思いがあります。
その思いは自転車の仕事を始めた時から一貫していて、若さやある程度の可愛さ(自分はそれほどではないとは自覚しています。自転車業界は若い女性が少ないので相対的に)ではなく、サイクリストヨガや初心者へのサポートを含む情報発信などで人の役に立ってこそ私の価値があると思っています(もちろん容姿もある程度気を使うべきだし、お褒めいただくととても嬉しいです)。

そんな私にやってきた取材のお話。自転車業界ではちょっと名前が知れている(と言ってもいいかな?)私ですが、社会全体としては本当に市井の人です。そんな私に光を当ててくださり、サイクリストヨガを深掘りしてくださり、そして私の人生全体も熱心に取材してくださった構成作家の花智傑仙さんに感謝いたします。ありがとうございました。

自転車に限らず、ある分野の用語や話って、業界外の方にとって、理解し、さらに違和感なく文章に落とし込むのは結構難しいことだと思います。丁寧にまとめてくださりありがとうございました。

最後の曲のリクエストをさせていただけたので、
クレイジーケンバンドの『あ、やるときゃやらなきゃダメなのよ。』
をお願いしました。

やればできるよ できるよやれば
やるしかないんだから やらなきゃダメなのよ
努力なんて言葉はかっこわるいけど
努力なしでそれは なし得ぬもんだよ

昔からやらなきゃいけないことに追い詰められたら必ず口ずさむ曲です。どんなに小さなことでも、やらなきゃいけないと思ったことをコツコツとやっていけば、小さな努力を積み重ねていけば、大抵のことはできるようになります。でも、それは私一人の力ではありません。

やりたくないけれど、なんとか努力できる、そして努力すればできる。

運よくそういう力を持ち合わせた人間に産み育ててもらえたことに感謝して、毎日ちょっとずつでも努力を積み重ねていかないとなぁと思います。

ちなみに冒頭の写真は私が初めて自転車を買ってもらった時の写真です。3歳3ヶ月。そこから約30年。こんな人生を歩むことになるとは。人生って面白いですね。

今回は花智さんへ感謝が届くように無料公開記事にしました。

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