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バスカヴィル家の犬 13の嘘

「精神科医は嘘かどうかではなく、なぜ嘘をつくかを診る」by 若宮潤一 まず最初に。これは感想ではありません。ストーリーをそのまま並べて、ネタバレしています。 予告編の中にあった「13の嘘」を数えてみました。 そもそもこの映画は謎解きを楽しむ類の作品ではない、探偵目線で物語を追うことは途中で諦めました。登場人物がそれぞれ抱えた秘密、ついた嘘、見逃した罪。それらが重なり絡み合って起きた事件。悲しい物語でした。途中明らかになる親子、夫婦の強い愛情が救いとなりました。 しかし

    • 映画 Pure Japanese の被験者として得たモノは何か?

      企画したDEANさんが実験装置と称したこの作品を体験し、自分自身にどんな効果があったのか?それを書き記しておきたいと思います。 何度か劇場で鑑賞し、その都度新しい発見がありました。 冒頭の奉納舞台で鍛錬をする立石の美しさと木刀を振り下ろす際の映像と音、劇場で見てこその迫力を感じました。殺陣の美しさや純粋な立石の狂気を感じさせる無の表情の怖さ。そして秘めた暴力性が発動する瞬間、なぜか怖さよりもスッとする爽快感を感じ、嬉しそうに事務所を出るアユミに共感しました。 しかし何より

      • 映画 Pure Japanese から見えたもの

        立石大輔の母、そして祖母の目で見る👀気付かされる幻想。そして私はどうする? 映画館で鑑賞し、今まで見えなかった部分が見えた。 視点を変え、自分に置き換え、彼の運命の断片を想像してみた。(あくまで想像、妄想です。映画の内容、ネタバレを含みます) 立石が死闘の最後に語る母との思い出。そこでそれまでの空気が変り、時間と空間が切り替わる。目の前にいるのは血を吐いて人を殺している立石。だか語られるのは幼い日の思い出だ。 その思い出を、立石の母の目線で考えた。 屋外での花火が禁

        • note始めました☺️

          pure japanese の感想を書くために始めてみました☺️オンライン試写で見て、映画館で見て、コメンタリーを聞いて、見るたびに世界が広がるようです。 何度も見て、感じたことを書きたいと思います😊

        バスカヴィル家の犬 13の嘘