歳を重ねて
一週間ほど前にまた年を重ねた。32歳になった。
29歳から30歳になるときはショックがでかかったが、思ったほど何も変わらなかった。
10代から20代。20代から30代。昔想像した30代って、凄く大人で、社会的責任が重くて、おじさんだと思ってた(?)。
いや、おじさんなんだけど、思ったほど大人じゃなかったし何も変わらなかった。
周りの人たちは結婚し、子供を生み、立派に仕事をしている。
自分は子供を持つつもりはないから、その地点で一般的な人生観とは異なるんだけど、うつ病で、無職で、週に2日ほどしか外に出れないほど体調が悪くて、この現状で周りから見せつけられるキラキラした人生に胸が痛くなることがある。
もちろん、キラキラした部分だけを見ている節はあると思うけど、家を買ったり、一人前に勉強して投資をしたりしている人を見ると、やはりギャップで胸が痛くなる。
20代半ば、転職するときに、転職エージェントから職種を大きく変えるならこれが最後で、30代になったら後輩を持ち始めてそれなりの経歴を求められるから、と言われた。
このときは、こんなことになると思っていなかったが、21ヶ月休職して、得るものが少ない時短勤務を年単位で継続し、結局再休職による休職期間満了で退職するというのは、大きく社会的なレールから外れていて、ここから這い上がるのも凄く大変なんだろうなと漠然と思う。
こうして、頓服のクエチアピンやレキソタンを飲みながら、体調が良くなるまでベッド眠り続ける一日一日、どんどん社会から離れていく実感がする。
それが、つらい。
5月に大切な友人が亡くなって、ちょうど3ヶ月が経った。自殺だった。
あまりに無念な死で、一緒に元気になるために歩んでいた大切な仲間だった。
その人の分も自分は元気になりたいし、いつか夢の中で話せたらな、なんて思っている。
彼女のことを思い出さなかった日は一日もない。
だから今までずっと、きっとこれからも、ODは絶っている。
誕生日で、Twitterアカウントで欲しいものリストを載せたら、予想以上に多くの方々からプレゼントを頂いた。正直こんなことは初めてだったのでとても嬉しかった。
改めてここで謝意を申し上げたい。
この体験は自分を少し元気にしてくれた。
ありがとう。
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