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久しぶりに本屋へ‼︎

4月の初め頃、バンクーバーに住む知人から「ロックダウン中でカフェなどの飲食店はもちろんすべて閉まっているけれど、花屋と書店は営業しているよ」とラインがあった。その後のことは聞いていないのだけれど、その時は「こういうところにお国柄というか、何を大切にしているのかが出るのだね〜」というやりとりをした。

昨日、約1ヶ月半ぶりくらいに書店に足を運んだ。事前予約制。20分に1人ずつ入店でき、1時間滞在することができる。

その書店は、“みんなで使い、みんなで育てる新しいスペース”をコンセプトに、13のテナントが集まる「ボーナストラック」の中にある。

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幾度となく足を運んでいたこちらの書店B&Bも、4月1日にオープンするはずがのびにのび、今のタイミングで数日前から、事前予約制という限定的なかたちでの開店にふみきったようだ。

初めて足を踏み入れた店内は自然光もたっぷり入り、椅子やテーブルも配置。ここで何時間でも過ごしてしまいそうなほどの気持ち良さ。その中で、キュレーションが素晴らしい棚を端から端まで眺めていたら、気がつけば45分くらい経過していて、慌てて残り時間で読みたい本を吟味し、大量に買い込んでしまった。断捨離を敢行したばかりだったが、いたしかたなし。読書は、気分と出会いが肝要だと思っている。

感動体験1時間1本勝負。いつでもふらりと立ち寄っていた場所やそこで過ごす時間がなくなってしまっている今、五臓六腑に染み渡るほどに尊い時間だった。自分の「興味」「好き」と気ままに向き合える時間は本当に偉大だ。

都内の国立美術館は6月中に、そのお披露目が伸びに伸びている京都市京セラ美術館も5月26日(府民限定)に、事前予約制というシステムで開館の調整中だという。

少しずつ、だけれど、確実に。


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