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その時、服は? 家は? 「リモートワーク」のこと

webマガジンの編集長時代、挑戦したかったができなかったことのひとつに、完全なるリモートワークへの移行があった。Microsoft社などの協力も仰ぎ、サテライト編集部にも挑戦したが、どこか特別な非日常のワクワク感を鎮めることができず、日常に溶け込ませることができなかった。

というわけで、このご時世、突如、リモートワークが半強制的に推奨されることとなった(この時期に起こっている数少ない良いことだと思う)。ツールは揃っているが、必要なのは何より「とにもかくにもマインドセット」である。

場所に縛られて働いてきた私は、まだまだそのマインドセットができていないと思う。けれど、もう、それを知らなかった時期へも戻れない。これからは、今までとは逆で「会社の席に座っていること」や「会議で顔を付き合わせること」への意味づけが必要となってくるのだろう。

ファッションサイトで、「オンライン会議」をするための服の特集があった。家だけど、仕事をしている恰好。オンライン会議をする相手にもよるのだろうが、たしかに悩ましい。アスレジャーではなく、アスリージャーやコンフィーシークが日本のトレンドに躍り出るのか。

そして、オンライン会議をする場所を自宅のどこにするべきか問題。いきなり書斎が出現するわけもなく、リビング対応になる人も多いだろう。内輪の会議ならばいいが、相手先がある場合、その画角に入る場所だけを必死に整える必要がありそうだ。働き方が変わることで、自宅へのニーズもどんどん様変わりするのだと思う。

この浮き足立った雰囲気が落ち着きを見せる頃、私たちの働き方、暮らし方、考え方はどんなふうにマインドセットされているだろうか?

今日の一冊

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