前髪、眉、肌……見た目印象を左右するもの。
毎日、NHK朝ドラ『スカーレット』を観ている。脱落してしまった作品も多い中、『スカーレット』は『カーネーション』と双璧をなすくらいハマッている。
これまでに、戸田恵梨香さんは10代から40代の女性の加齢変化をきちんと表現している。表情、仕草、姿勢。本当にすごい。逆に言えば、人の印象は、それらで表現されていると言ってもいいのかもしれない。実年齢がなんらあてにならないのは実はそういった醸し出される全体の空気感で私たちは、勝手に人の年齢を推測しているのだな、とも思う。
そして、戸田さんの素晴らしい演技はひとまず横におき、私は職業がら、戸田さんの役柄のヘアメイクにも注目している。
ローティーン期
ハイティーン期
20代
30代
40代
肌は、素肌→ツヤ→マット
眉は、ナチュラル(とかす程度)→自分の生きる道を模索した30代は強めにペンシルで→パウダーでナチュラル(ただし、眉尻の毛の方向を下向きに)
前髪は、眉が見えるパッツン→眉上パッツン→斜め流し→前髪なし ※ちなみに、顔相学の先生に、眉は「意志」を表すパーツだから、髪で隠すのは自信の無さの表れ、と取材で言われたことがある。
唇は、リップクリーム→コーラル系→ピンク系→レッド系→ローズ系
全体的にはこんな流れだろうか。もちろん、前述した表情、仕草、姿勢によるところが大きいものの、これらヘアメイクはそれらの印象を補完するのに有効的に働いていると思う。
特殊メイクを施さずとも、これくらいの振れ幅で人に与える印象は大きく変わる。年齢に縛られる必要はないけれど、そういうことを頭に入れておくだけで、今の自分の髪型やメイクを考える一助にはなるかと思う。
おまけ
そして、クランクアップもし(放映は3月末まで)、ドラマ放映直後にNHKの生放送出演。
顎ラインにそって入ったサイドのレイヤーが効いている。役柄を演じる戸田さんを見慣れすぎていたため、一瞬、誰だか分からなくなってしまったくらい。
やっぱりヘアメイクの力って、偉大。
今日の一冊
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