メキシコでは女性のストライキ。国際女性デー、あれやこれや
今日は、国際女性デー。
朝からテレビをつけているが、新型ウィルスの話題一色で、国際女性デーに触れた番組はなかったように思う。
イタリアは「ミモザの日」。「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とし、男性が日頃の感謝を込めて、母親や妻、会社の同僚などに愛や幸福の象徴でもあるミモザを贈る。女性たちは家事や育児から解放され、束の間の自由を楽しむ日とされている(Happy womanより)。
ロシアでは、特殊部隊が国際女性デーに花を配って歩くらしい。
女性がいない一日。メキシコでは女性によるストライキが行われるらしい。職場での仕事だけでなく、家事も含まれる。これはかなりのインパクトではないだろうか? 日本で実施したらどうなるか、想像してしまう。
痩せなさいor太りなさい。誘惑してはいけないorセクシーも必要……
「女性らしさとは一体何か?」を問うたシンシア・ニクソンからのメッセージ動画。現代女性の生き辛さが端的に示されている。
世界人口の80%を占める75か国で女性たち自身を含めて調査を行った結果、10人中9人が女性に対する偏見や先入観を持っていると回答した。
国連事務総長がNYタイムスの取材記事についてツィート。男性が支配する世界を変革するために可能な限りのことをしなければならない。すべての男性が女性の権利のために闘うべき理由、そして、男女平等を達成することがすべての人にとってより良い未来を意味する理由について、語っている。
TIME誌は、女性が参政権を獲得した1920年から100年になる今年。この100年間に活躍した100人の偉大な女性たちを紹介している。
Netflix『フェミニストからのメッセージ』では、“個人的なことは政治的なこと”というメッセージが発信されている。自主性を保ちながら、一致団結する大切さを登場する女性たちは訴える。
ポン・ジュノが『パラサイト』でアカデミー賞の最優秀監督賞を受賞した時のスピーチで、マーティン・スコセッシ監督の言葉「最も個人的なことは、最もクリエイティブなこと」を引用。通じるものを感じる。
御年85歳(当時)のアメリカ合衆国の最高裁判事ルース・ベンダー・ギンズバーグ。アメリカにあった差別問題と闘ってきた、そして現在も闘い続けているスーパーウーマンを追ったドキュメンタリー『RBG 最強の85歳』で、ルースが語る彼女の指針となった言葉は以下の通り。
Be your own person! Be independent!
(超意訳:自分自身でいよう! まずは、何ものからも支配されない、何ものにも依存しない、自律した個になろう!)
自分を我慢せず、ゆえに誰かの権利も侵害せず。
ウィルスの影響で、ウィメンズマーチは自粛の方向だが、今年も世界中できっとたくさんの動きが出てくると思う。
【追記】
今日の一冊
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