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大変なベルギー入国

※これは2021年年末の話です。現在は入国制限は緩和されています。

準備

ベルギーへ入国する場合はPLFに入力してQRコードをゲットする必要がある。そこで、過去二週間の滞在国、搭乗便、ベルギーでの滞在先住所を入力してデータを送信すれば、すぐにメールアドレスにQRコードを送ってくれる。(ただし、到着6時間半以前までに入力しないといけない場合がある)

まず、ベルギーに入国するにあたり日本在住者は二つに別けられる。

  • 二週間以内にEU圏外のレッドゾーンに滞在(日本も含む)

  • それ以外

私は一週間前に日本を出国したので、残念ながらレッドゾーン滞在認定を受けることになる。
EU圏外のレッドゾーンに滞在していた場合、ワクチン接種証明書に加え、到着72時間以内のPCR検査or到着36時間以内の抗原検査の陰性証明書が必要になる。さらに、到着直後と7日目にPCR検査を受ける必要がある。到着直後に受けるPCR検査の結果が出るまでは隔離対象になり、公共交通機関を使うことができない。また、ベルギー到着後のPCR検査はベルギー側から処方箋コードが送られてくるので、そのコードを使わないとPCR検査はできない。しかし、処方箋コードに焦らされるとは思ってもみなかった。

まあ、とりあえずPLFに入力すれば出発前はそれで終わり

出発

さあ、出発するか。というわけでジュネーブ空港からブリュッセル航空でブリュッセルに向かう。

空港行きのIR、なんでこんな繋ぎ方をしたのか…

さあ、空港駅に着いたのでチェックインをしないといけない。しかし、とあることが頭にずっと引っかかっていた。ベルギーから処方箋コードが未だに送られて来ていないのだ。
うーん、このままで入国できるのか。とりあえず、チェックインで聞いてみれば何か分かるだろう。と思っていた。
が、聞いたら「なんだそれ。知らん」と言われた。これはどういうことなんだ。と当然なるわけだが、ここはシェンゲン内のカウンターだから、そういう反応になるかもしれない。かと言って、そのまま知らんぷりしてベルギーの規則を破るわけにもいかない。とりあえず、隔離用のホテルも予約してあるのだから、ブリュッセル空港のPCR検査場に直談判してみようとなった。

ジュネーブ空港のSWISSラウンジ。イマイチ映えない。
出発までは朝ご飯を食べ待つ。

搭乗機がやってきた。新塗装ではないA319。319は日本ではなかなか乗る機会がないので、これはラッキー。

待ちに待った

搭乗直前のタイミングで処方箋コードがSMSに送られてきた。(このタイミングかよ…)
急いでブリュッセル空港の到着客用のPCRセンターを予約した。(時刻を指定する必要はないので、多分来なくてもブリュッセル空港のPCRセンターのカウンターでなんとかしてくれるような気はする)

ブリュッセル航空の機内

搭乗率は8割ぐらい。コロナ前は当たり前のように満席だったのだろう。
ブリュッセル航空はLCCではないんだが、LCCみたいなサービスだった

飲み物は全て有料。一切ドリンクのサービスはない。

冬のヨーロッパは永遠に曇っているので、全然下が見えん。

ブリュッセル到着。実に2年弱ぶりのベルギーである。

入国

入国審査はシェンゲン圏内からのフライトなのでない。しかし、コロナ関連の審査はあるはずだ。
足を進めると、厳つい銃を持ちながら笑顔で待っている警察官がいる。その人に「QRコード見せて」と言われ、携帯で画面を出す。そしたら、スクショじゃないかどうかだけ確認されて、特にQRコードをスキャンすることもなかった。そして、陰性証明書、ワクチン接種証明書の確認はなかった。陰性証明書はスイス入国の時にも確認がなく、50ユーロ払った虚しさだけはしっかり覚えている。要求するなら確認しろよと(ワクチン接種証明書だけは飛行機のチェックインで確認された)

到着後のPCR検査

全然嬉しくもないPCR検査が待っている。そこにはなぜかそれなりの行列…
長距離便の到着時刻とはズラしたはずだったんだが、それに並ぶ。ああ、鼻の中に棒を突っ込まれるために並んでいるのかと思うと嫌になる。すると、列整理をしているお姉さんが来て、「あなたは到着客?」と聞かれる。そうなので「Yes」と答えると、なぜか順番抜かしをして、前に並ばされてくれた。並んでいた人も一才文句は言わない。じゃあ、この並んでいる人たちはなんなんだ。到着客じゃなければ、なんでこんな所に並んでいるんだ。と
そんなことを考えつつ、順番になり、基本的な事項を確認された後に、金額を提示される。ベルギー人は保険に加入しているので無料だが、外国人はフリーライダーにはならないようにしっかり対策を取っているようだ。40ユーロ程度支払い、PCR検査をする。
中に入ると優しそうな看護師さんから、どっちの鼻の穴で検査するか聞かれて、別にどっちでも良かったので「おすすめで」と言ったら大笑いされ、「あなたが決めなさい」と
じゃあ、東京でもリヨンでも左穴だったなあと思い、右穴を選択。これがまた痛いんだなあ(後日、鼻血が出た)
無事終わったところで、結果についての説明が「48-72時間以内に結果がメールで送られるから」とさらっと言われた。ん?
再度聞き返しても「48-72時間以内」と言われる。ちょっと待てよ、24時間じゃここは検査結果でないの…
隔離用のホテルは一泊しか取ってない、予約変更をする必要が、タクシーで移動すれば
色々と頭を駆け巡った
が、とりあえず後ろの人の邪魔なので、「おう、OKOK」と言ってその場を立ち去った。

これはまた面倒なことになった。まあでも、普通24時間以内に来るはずだから、明日の朝になったら考えようと思い、ホテルに向かった。

泊まったのはクラウンプラザ
空港からはちと離れているが、歩けない距離ではないので、ここにした。公共交通機関も使えないので、歩ける範囲にしかホテルを取れないというのはいささか不便だ。この部屋は幸いにも電車が見えるので、ああ早くアレに乗りたいなあと思いながらホテルで過ごす。

翌日

翌日の朝9時ごろ、無事にPCR検査の結果も来た。陰性で晴れて自由の身になり、次のホテルに移動できた。再度7日目に検査があることだけ忘れないようにしないと

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