高速線撮影とオマケ
2021年の年末
ベルギーの高速線は3路線ある。1つ目ががパリへ向かうThalysやeurostarが走っているHSL1。2つ目がIC01系統も乗り入れるHSL2とそれに付属してドイツまでつながるHSL3。そして3つ目が一番新しい、オランダへ向かうHSL4のの3路線だ。
今回は一番客車列車が見れるHSL2の線路脇で撮影。
撮影地探し
当方は車なんてものは当然持ち合わせてないし、レンタカーを借りて運転する度胸もないので、鉄道に乗って行ける範囲に限られる。
そんな中見つけたのが、ここ
駅から歩いていける範囲で、ちょうど高速線を走る列車がカーブを描きながら走ってくるはずだ。
撮影する時は午後。光線がもしあればLiegeからBruxelles方向に走っていく列車が撮れるはずだ。
撮影開始
1本目はEupen→OostendeのIC
運転手の知り合いも見ていたようで、警笛を何回か流しながら走って行った。
しかも、光線がある。つまり、晴れていたのだ。冬のヨーロッパも晴れるぞ。
ただ問題が一つあって、この写真を見て分かるように太陽の位置関係で顔に影ができてしまう。冬場はわざわざ来ない方がいいかもしれない。
2本目は逆向きのFrankfurt Hbf行きICE
逆向きだが、いい感じに
ICEって相変わらず連結器のカバー開けて走っているよなあと。これカバー付けている意味があるのかなあ。
3本目はWelkendraet→Kortrijk行きのIC
ほんの数年前はI11が入っていたが、オールM6の編成が来てしまった。これも時代の流れだが悲しい。
ただ、M6になってからトイレが汚くなったような…(構造上の問題ではなく、使い方として)
光線が出たのはほんの15分ぐらいで、曇ってしまった。まあ冬のヨーロッパならちょっと晴れただけでも優秀でしょう。
4本目はOostende→EupenのIC
曇って来たので、本来は逆光の向きで撮影。
来たのはM7との混結編成。
I11だけの編成は昔の話になりつつあるのか。
5本目は再びEupen→OostendeのIC
こちらもI11とM7の混結編成。
収容力はたしかにこっちの方があるけども
そういえば、驚くべきことがある。撮影日は12月31日の大晦日。しかし、ICが1時間に2本も走って来ている。
これがどういうことなのかというと、平日ダイヤで走っているのである。(休日ダイヤは1時間に1本)
ヨーロッパの鉄道は、基本的に大晦日でも平日ダイヤで走っているし、街も普通に平日なのである。
さて、これでまともに撮影できたのは終わり。もう灯りがなくなっちゃって、撮影ができないので。
あれ、そういえばICEのBruxelles行き撮ってなくねと思った、そこのあなた。勘が鋭い!
たしかに1本来たんだけど、うまく撮影できず坊主。で、その次の2時間後のは遅れて真っ暗になってから通過しましたとさ。
それがどれぐらい遅れていたかというと、自分が一回Liegeに戻ったら、そのICEを捕まえることができるぐらい遅れていた。ようは1時間近く遅れていた。
ICE3 Br406も先が短そうなので早めに撮っておかないといけない。
オマケ
AM96に乗りに行かないといけない使命感から、Bruxellesに着いてから、一旦Gentに向かってホームでAM96が来るのを待ってみた。
すると、AM96が昔よく入っていたGenk→BlankenbergeのICに入っているではないか。最近はM6にその座を奪われていたが、また見れるとは
これは乗らないといけないので、速攻乗車。
これでBlankenbergeに向かう。
Blankenbergeに到着
車窓は夜なので当然ない。
Blankenbergeも駅を改装したらしく、昔あった鉄道模型館は残念ながらなくなってしまった。しかし、その代わり、ibis等のホテルが複数併設される便利な駅に変身していた。夏は観光客が多く押し寄せるので、その客をターゲットにしているのだろう。
ちょこちょことAM96を撮影
ホームはたくさんあるが、基本は1時間に1本しかないので、夏季の臨時列車用のホームなのだろう。
床下カバーもしっかり付いていて、速そうなAM96
最高時速は160km/hなので、そこまで欧州の中では速くないが
このままAM96がこの運用に就くかは分からないので、Blankenbergeで撮ったと分かるような写真を撮影。撮影技術がないので、上手い人みたいにはなかなか行かないね…
この駅、暗すぎ
このAM96は2編成併結の6両編成。9両ぐらいあると見ごたえあるんだけどなあ
帰りも乗ってきたAM96でBruxellesまで折り返す。このICはGent→Bruxelles間は快速線を走行するため、快走してくれる系統だ。休日も運行する系統のため、スジも立っていいる。
できるだけ乗れるときに乗っておくほかない。