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不便さが、意志の力を乗り越えさせてくれる

ベトナムに来て7ヶ月経ちました。季節で言うと、春と夏をがっぷりと体験し、今秋らしい天気の入り口にいます。

3月に初ベトナム上陸をしてからずっとハノイの片田舎に滞在していました。観光地もショッピングモールもコンビニ!もない、まだまだベトナムローカルの暮らしが残っている場所。道路の舗装が完璧でないところも多く、セオム(バイクタクシーのこと)に乗ると、土埃が目の前に舞い上がり目を開けてはいられません。

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そこでは、長いあいだ味わっていなかった「不便」をとことん味わいました。


まずは冒頭にも述べた通り、コンビニがないんです。夜にお腹が空いても、夜食ができない! ご飯を作るのも食べに行くの面倒なとき、コンビニ弁当のお世話になることができない! 

食べ物だけじゃなくても、洗剤やトイレットペーパーなどの日用品も、路地にある小さな商店で夜の7時までに買い揃えて置かなければならないのです。


最初はこのコンビニのない生活にむずむずと不自由さを感じていました。でも不思議なもので、生活必需スポットだと思っていたコンビニは、なければないで暮らしていけることが分かってきて。

まず晩ご飯を食べたら、それで夜は食べ納め。深夜にふらっとビールとポテチを買うことがなくなり、痩せました! そしてなんとなくお腹も空いていないに買っていた間食類も買わなくなり、朝昼晩3食と小腹が空いたら簡単に買える果物を食べる生活にシフトチェンジできました。自分の意志じゃできないことも、環境を変えて諦めざるを得ない状況になると、簡単にできる驚き。


日本に戻ったらどうなるかは分からないけれど。とにかく今の私はコンビニに行きたいとも思わないし、深夜になんとなくお腹をモノを入れたい気分にもならない。

何かを成し遂げようとする時、私たちは自分の意志の力を過信し過ぎなのかもしれな。強い気持ちがあれば、できるはずだと思いこんでいるのかもしれない。でも、毎日積み上げてきた無意識レベルでの習慣を、昨日今日決心した意志のちから出変えていくのってやっぱり難しいよ。

だからこそ、環境を変えて「だってないんだもん、できないんだもん」と諦めさせるのって催事かもと気づきました。意志の力は全くいりません、ただ悪習慣ができなくなる環境にその身を移しただけ。


ベトナムだから...海外だから...。確かにそうかも知れない。でも環境を変えてみることは、日本でもできると思うんです。

例えばスマホをついつい触りすぎてしまうなら、電源を自動的に任意の時間に落とせるスマホを使う(アンドロイドのスマホでは、そういった機能があるみたい!)家族に9時になったら、有無をいわさずに取り上げてと頼むとか。あと、一番オススメは一人ででかけるなら、もう置いていく。スマホを置いて一日を過ごしてみるの、ソワソワするけどオススメ!

ついつい買い食いをしてしまうとか無駄遣いをしてしまうなら、お財布の中に1,000円しか入れてでかけないをやってみるとか。あぁ想像しただけでも不便! な状況に自分を追いやってみることが大事かも。


まぁここまで書いたけれど、やっぱりわたしのおすすめはベトナムに来ることかな。そしてもし時間が許すなら、少し郊外で地元の人がどんな風に暮らしているのか、観察する旅を選んでほしい。

みんな楽しそうなのよ。

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何もない、不便なことってじつは自由なもの。そしてその不便を助け合うために人のつながりができるから。



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