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健康な脳は良好な人間関係を構築する!健康な脳を作る2つの方法とは?

皆さん如何がお過ごしでしょうか? さて、本日は、千葉大学医学部脳神経外科学、岩立康男(いわだて やすお)教授のインタビュー記事 「健康な脳を作る2つの方法」について解説させて頂きました。

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今回は脳の専門家である千葉大学脳神経外科学の岩立康男教授が、記憶のメカニズムと、脳を健康に長持ちさせる方法を2つご紹介して下さってます。

岩立康男(いわだて やすお)さんは1957年東京生まれ。千葉大学医学部卒業後、脳神経外科の臨床と研究を行い。 2016年から千葉大学脳神経外科学教授。2017年には米国脳神経外科学会にて年間最高賞を受賞。 脳の専門家でいらっしゃる岩立教授が私達が今すぐ出来る脳の健康法を説明して下さってます。

脳が老化すると記憶力が低下したり、何度も同じ事を話すようになったり、感情的になりやすくなって人間関係のトラブルを引き起こしやすくなるそうで、 皆さんの周りに、若くはご自身でも、怒りっぽい、何度も同じ話をする、何度言っても忘れてしまう、方はいらっしゃいませんでしょうか?

これらの行動は脳の老化が原因である場合が多く、反対に気さくでよく気がついて、いつも活動的に元気に過ごし沢山の仲間に恵まれていると言う方は脳が健康である 可能性が高いんだそうです。

今回の放送のご視聴後は、「脳の健康」を意識して生活する事で自分自身のメンタルの向上と身近な人とのつながりを豊かにするエッセンスが詰まってますので、よかったら最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。

今回の脳の専門家の岩立康男(いわだて やすお)教授記事の結論からお伝えすると、健康な脳をつくる方法は2つ


1つ目は、脳をバランスよく使い、何も考えない時間をつくる
2つ目は、運動

この2点だそうで詳しく解説していきたいと思います。

1つ目、脳をバランスよく使い、何も考えない時間をつくるですが、
「歳を重ねると少しずつ脳の細胞は減っていくので、情報を処理する能力や記憶できる総量は減っていくそうで、 「記憶というのはどんどん上書きされるものではなく、新たに入ってきた情報は新しい記憶として保存されるそうです。 長く生きれば膨大な量の記憶が保存されるので記憶を保存する場所も少なくなるし、普段思い返すことのない古い情報は埋もれて取り出しにくくなる。 「だから、新しいことがなかなか覚えられなかったり、普段使わない記憶がすぐに引き出しにくかったりするのは記憶の量が増えてくると当たり前のこと」だそうです。 課題や目的に向かって集中して作業しているときに使われるのは前頭葉やその外側に当たる『集中系ネットワーク』と呼ばれる部分で、 働かせすぎると劣化したたんぱく質や活性酸素などがたまり、細胞死してしまうとの事。「それが炎症を引き起こし、更なる脳細胞の死につながる。 皮肉なことに一生懸命やればやるほど脳の老化が進んでしまうんだそうです。

その「集中系」ネットワークが働く活動とはどんな活動にあたるのか?
例えば
・課題をこなす/深く考える
・読書する
・好きなことに熱中する
・運動する
・好きな音楽を聴く
・ゲームする

このような活動をし続ける事を避け、活動あい間に何も考えずにぼーっとすごしたり、頭を使わない単純作業を挟むことが重要で、 ぼーっとしていると、脳を全く使っていないよう見えるかもしれないが、実は集中系とは別の部位が活性化する」だそうで、 この部位を「集中系ネットワーク」とは反対に「分散系ネットワーク」と呼んでいらっしゃいます。 「分散系ネットワークは、脳全体のバランスを制御し、記憶の整理もつかさどっているので、ときどきここを活性化してあげる必要があるそうです。

「分散系」ネットワークが働く活動とはどんな活動にあたるのか?
例えば
・ぼーっとする
・景色を眺める/散歩する
・過去の記憶を思い出す
・入浴する
・睡眠(レム睡眠)
・頭を使わない単純作業

ここが働いている間は集中系ネットワークも休むことができるので、脳細胞の部分的な疲労を防ぐことにもつながると岩立教授は仰っています。 そして

2つ目の、運動ですが、
WHO(世界保健機関)のガイドラインでは、身体活動は脳の構造に間接にいい影響を与える可能性があるとし、認知機能改善のための身体的介入を強く推奨しています。 『筋肉と脳では場所が離れているのになぜ関係するのか』疑問に思う方が大半だと思いますが、 運動するときの筋肉の収縮が、脳を健康に保つということがわかっていると教授は仰ってます。 「筋肉は収縮することでさまざまな物質を作り出していて、そのなかに脳の機能維持に役立つ物質も含まれている。 これらの成長因子が増えると、記憶を作る海馬という部位の血流が増加し、神経新生が増え、記憶を含めた認知機能が改善、脳内の炎症を抑える働きもあるという。 「ほかにも、運動は、不安な気持ちやうつ傾向の改善に効果があることが知られている。 また、運動直後は、脳でのドーパミン分泌が上昇するので、記憶力のアップや、嫌な記憶を忘れやすくなると期待できる」と岩立教授は話されています。 1日10分程度の有酸素運動で十分だそうです。  

改めて、健康な脳をつくる方法は2つ
1つ目は、脳をバランスよく使い、何も考えない時間をつくる
2つ目は、運動

普段身体の不調などは敏感で、健康になる事を意識していらっしゃる方も多いかと思いますが、 このたった2つの方法を今の生活に取り入れて、脳の健康も意識して生活すると 怒りっぽい、イライラする、何度も同じ話をする、何度言っても忘れてしまう、 などが改善される可能性がありますので、私自身も意識していきたいと思いました。


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