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ワーキング妊婦な話12 いよいよやってきたぞ、手術編!(帝王切開)

税理士をめざしながら働く30代主婦です。
夫の転勤を機に地方都市にやってきて、3年がすぎました。
そして一児の母となり、日々育児奮闘中です(2023年11月現在)。

全前置胎盤で入院を繰り返し、ようやくやってきた帝王切開予定日前日!!

(入院中にやっていたことについてはこちら↓)

今回は前日から手術後までを、つらつらと書いていこうと思います。役に立つかはわからないけど、自分の思い出のためにも😌
(前回の終わりに診察について書くと言っておりましたが、あんまり多く書くことが無かったので割愛します🙏)


まずは無事にここまでお腹にいてくれた子に感謝しました。

前日に入院し、手術はお昼前からという日程になりました。前日の決められた時間からは絶食だったので、この日までに好きなものをたーっくさん食べました。体重管理?!関係ねえ!スタンスでした←

前日のお昼には担当の先生に最後の検診をしてもらい、最後のエコー写真も貰いました。「大丈夫ですからね」と安心させてくれて、嬉しかったです。
(そのときのエコー写真の顔は、これを書いている今、横で寝ている息子の寝顔にそっくりです😂)

前日の夜は少し寂しかったのを覚えています。
お腹の中にいた子が出てくるのは嬉しい、嬉しいんだけど、何ヶ月もお腹の中にいて、ずっと一緒に過ごしてくれたのが名残惜しい、寂しい、といった感じ。
あとは、手術うまくいくかな、という不安ももちろんあったので持ってきたお守りを枕元に置いていました。
でももうあとは先生たちに任せるしかない!ということで、前日はゆっくり休みました。

個室を希望していたので、(コロナ期間中でしたが)手術当日は夫も病室に来て待たせてもらうことができました。
朝にはすでに輸血のためのルートを確保していたので少し痛々しい見た目だったのか、病室にきた夫は不安そうな顔をしていました。

30分ほど一緒に時間を過ごして、たわいもない話をしたり、実母や義両親に連絡したりして、ついに手術の時間。
「いってきます!」といってハグした時の夫の不安そうな顔を見て「この人残して死ねないな」と思いました(笑)

産婦人科の病棟から手術室に行き、いつも担当してくれていた助産師さんと手術室が空くのを待っていた時、衝撃的な(でも本当に聞いておいてよかった)ことを言われました。

「よここさん、前に帝王切開したママさんが言ってたんですけど、手術中、上にあるライトは見ない方がいいです。

ライトの周りについてる銀色の反射板に写って、お腹の中全部見えた

って言ってました✨」

って、うえええええ!驚

いやそれ今聞いといてよかったよ本当に。
(のちに手術始まる直前に確認しましたが、ばっちり見える角度でした📐🔦)

その話を聞いてから手術への不安よりもその事が気になって、いい意味で不安が吹っ飛びました。

そんなこんなで、いよいよ手術。


私の場合は、担当医の先生と、それよりも先輩の先生の2人が執刀してくれました。
他にも麻酔科の先生、看護師さんがたくさんで、合計十数名?。なんかもはや恐れ多い。私ごときに、そんなにたくさん?!すみません、、、って感じ。

あまりの人の多さにオドオドする私をよそに、テキパキと準備は進んで、半身麻酔の注射も打ちました💉痛かったけど、張り止めの点滴のためにルート取るところがなくなった腕にブスブス刺されるよりはマシ!でした。(※個人の感想です)

ドラマでよく見る「これより〇〇さん、帝王切開の手術をはじめます、よろしくお願いします」みたいなのを先生が言った時は「わあああ、これ言うんだー!」というミーハーな気持ちでした。



※ここから先は手術中の様子やリアルな気持ちが書かれています。苦手な方はそっと閉じてくださいね📕


先生たちの間で「メスください」などのやりとりが聞こえる中、私の頭側に立っている麻酔科の先生(優しいイケおじ先生)がしきりに「大丈夫ですかー?」などの声掛けをしてくれて思ったより和やかな雰囲気でした。
始まってから恐らく5-10分くらいで、
「赤ちゃんの頭が見えてきましたよー」とイケおじ先生が教えてくれました。
え、、、?!早くない、、、?!
と思った矢先、「赤ちゃん出てこれるようにお腹を押しますね〜」と言われて、

ぐわんぐわん🌀

いやあ、このお腹押されるのすごかった。もちろん麻酔してるから感覚はないはずなんだけど、押されてる(と言うか揺らされてる?)のは分かるし、体全体がぐわんぐわんしました。

と思ったら、、、、

おぎゃー👶

お子、爆誕。
「本当にオギャーって、泣くんだあ、、、」って思って、そのあとに自然と涙が出てきました。
無事に出てこれたんだねー、よかったー、と。
そして小児科医の先生が私の顔の方に連れてきてくれて、お子を見せてくれました。ちっちゃい。可愛い。
そこから小児科医の先生が体重を測ったりしてくれて、「元気ですよ」と教えてくれました。
そこで安心して肩の力が抜けたのを覚えています。

もう後はお腹閉じるだけか!早く終わりそうだな!とか思っていたら、、、ここからが大変でした。
記憶が薄くなりつつあるのですが、
なんだか先生たちが穏やかな雰囲気から少し険しい雰囲気になり、ちょっとばたつき始めました。
(それでも麻酔科のイケおじ先生は「大丈夫ですからね〜」「赤ちゃんもがんばったね」と声をかけてくれて、本当に心強かったです。)
そして急に襲ってきた、いままでに感じたことのない気持ち悪さ(吐き気)。気持ち悪すぎて、そこから抜け出したくて頭を動かしまくってました。
ほーんとに気持ち悪かった。

どうやら出血量が多さによるものだったようです。
これを見越して自己血をとっておいたので、自己血を輸血しました。大きい病院で本当よかった。

そしてそんな中、小児科医の先生から「詳しい検査をした結果、肺の機能が少し未熟みたいなので一旦お預かりしても大丈夫ですか?」とのこと。めちゃめちゃ小さい声で「はい(心の声:お子をよろしくお願いします、ありがとうございます)」しか言えなかった、気持ち悪すぎて、、、

意識朦朧とするなか、先生たちは着々と縫合してくれる。そんな中聞こえてきた会話。
 担当医「これ、なんですかね?」
 先輩医「うーん、なんだろうね?」

えっ、なに、、、?私のお腹、何か入ってました、、、?気になるけど聞けないし、気持ち悪すぎて目も開けたくない。
この真相は一生の謎です。私のお腹、一体何が入ってるんだろう。

そんなこんなしていたら手術が終わりました。
終わった時の記憶はないです。ものすごい貧血でした。

病室にベッドのまま運ばれて、夫に看護師さんから簡単に手術の説明があった(と思います)後、2人になったときに夫号泣。
生まれたと連絡があってからしばらく戻ってこなかったから何かあったかと思って気が気じゃなかったとのこと。
そんな夫を見て、愛されてるなあと思って嬉しいのと、自分も安心したのとで私も涙が流れました。


今回はここまで!(長!)
波瀾万丈な全前置胎盤でしたが、まずは母子共に無事に手術を終える事ができました。これも先生や看護師さん、助産師さんたちのおかげ。お世話になった皆さんには本当に頭が上がりません。

その後の地獄の痛み☠️についてはまた次回にでも、、、

※お子のことを少し書きましたが、お子は今とても元気です。

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