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「は」 と 「が」 は英語の "a " と " the " なのか

2024年3月23日に、佐藤友美さん主催「さとゆみゼミ」を卒業。卒業後も、文章力・表現力をメキメキと上げ続けるため、仲間と共に、note投稿1,000日チャレンジをスタート。

Challenge #64

noteを開いたら、さとゆみゼミ同期のマッキーさんの記事がUPされていた。

ゼミの先輩である、塚田智恵美さんの記事から発想を得て、「は」と「が」の違いについて考えられていた。

さとゆみゼミの卒業生のグループチャットに、
松任谷由美さんの「恋人がサンタクロース」は、なぜ「恋人はサンタクロース」ではないのか?との問いを立てられていた。

(中略)

AはBだ A≠Bのときは措定文 A=Bのときは指定文
つまり、BはAだとならないときは措定文となり、BがAだとなるときは指定文となる。

そして、「措定文」のときには、「は」を使うとされている。
「指定文」のときには、「は」も「が」も用いられるとのこと。

となると、
「恋人がサンタクロース」は、「指定文」となり、
「恋人」=「サンタクロース」であり、特定の人のことを指していると理解できる。

マッキーさんのnoteより

「は」と「が」の使い分けは、私もよく悩む。最終的にはフィーリングで……という、なんとも再現性が低い方法である。

マッキーさんのnoteで、「措定文(そていぶん):A≠B」「指定文(していぶん):A=B」という考え方を知って、英語の冠詞が思い浮かんだ。

措定分(「は」を使うとされる)は、英語で言う " a " で、指定文(「は」も「が」も使うとされる)は " the " と同じかしら。

生徒に、" a " と " the " の使い分けを教えるとき、いつも次のように教えている。


" the " :みんなで「せーの」で、同じものを指させる
" a ":「せーの」とやっても、指さしている場所はバラバラになる

たとえば、部屋に時計がいくつかあって " Can you see a clock? (時計は見える?)"  と聞かれたら、どの時計を見ても構わない。しかし、 " Can you see the clock?((あの)時計が見える?)"となると、互いに認識している特定の時計を見なければならない。

さらに、" a " には包括的な意味もあると思う。" a clock " だったら、「世にある『時計』ふんわり全部」みたいな感じ。

ということで、「恋人はサンタクロース」と「恋人がサンタクロース」に戻って、一旦、英語に直してみる。

「恋人はサンタクロース」
" A boyfriend is Santa Claus. " 
この英文だと、「恋人(というもの)は、サンタクロース(みたいなもん)」と、一般論を述べていることになる。

「恋人がサンタクロース」
" The boyfriend is a Santa Claus. "
この英文だと、特定の「あの人」がサンタクロースとなる。本当は " the " じゃなくて、" Her(彼女の) " とか、所有格をつけるのが自然なんだけど……。

「英語の歌詞はどうなっているんだろう?」と調べてみたら、 " My baby Santa Claus" 訳されていた。たしかに" My " のような所有格も、「せーの」で同じものを指させるから、指定文で良いのか。

そういえば、さとゆみさんが「は」には、 “ only “ の意味もあると言っていたな。

いやはや、助詞は深くて面白い。

マッキーさんの記事を読んだら、思考が止まらなくなってしまった。今日は取り止めもないnoteである。


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