校歌の謎。
次女(小学1年生)の入学式があった。
「次は、校歌斉唱です」
というアナウンスとともに、CDの伴奏が流れる。
ポカンとする新入生。
堂々と大きな声で歌う先生(と一部の保護者)。
私は、歌詞カードを見つめていた。
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ちなみに長女は、3年前のコロナ渦に入学。
その時の
「今は声が出せないので、心の中で歌ってください」
というアナウンスは、今でも忘れない。
忘れられない。
伴奏のみのCD音源が流れる、シュールな式場。
「知らない曲を心の中で歌う」
というレベルの高いミッションは、もちろん達成されることはなかった。
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という感じで(?)
今年はメロディに乗った歌詞を聞くことができた。
「いかにも校歌です」
という雰囲気のピアノの伴奏とともに、歌われる校歌。
歌詞カードを見ていると
「風」「緑」「我ら」「学び」
のような歌詞が並んでいた。
うむ、いかにも校歌っぽい。
校歌の歌詞。
それは、小学校名は入っていたものの
それ以外は特にこれといった、目を引くようなワードはなかった。
これを見て思ったこと。
「校歌って、一体どうやって作ってるんだろう?」
…
みなさんは、母校の校歌を覚えているだろうか?
私は小中学校のそれが混同していて、
高校大学に至っては覚えていない。
聞いたら思い出すのかもしれないけど。
ただ、小中学校の校歌に至っては、
地名が入っていた記憶があるのだ。
たとえば
「札幌の風がなででいる」
のような感じ。
この記憶が強かった為、地名が入っていない校歌もあるんだなあ、とぼんやり思った。
…
校歌って、どうやって発注してるんだろう。
入学式で配られた作詞作曲者の名前を見るも、
もちろん聞いたこともない名前。
「校訓」は設立者(創立者?)が考えそうだけど
校歌はどうなんだろう。
「作詞」「作曲」
となると、校訓とはまた別物な気もする。
学校の校歌が得意な、作詞家・作曲家とかいるんだろうか。
まだ児童・生徒のいない学校の校歌を作るって、どんな感じなんだろうか。
校長にヒアリングして、歌詞を練ったりするんだろうか。
校歌作成業者、みたいなものが存在したりするんだろうか。
…
業者
「はじめてのお客様には、校歌ベーシックプランをオススメしております」
校長
「ほう、校歌ベーシックプランとは?」
業者
「ベーシックプランは、歌詞に
「風」「緑」「我ら」「学び」
という校歌基本4ワードに加え、御校名を加えたものになります。それ以外はおまかせとなります」
業者
「地名は、1つまではパック料金の中に含まれますが、2つ以上はオプション(追加料金)になります」
「オリジナルワードを3つ以上入れたい場合は、プレミアムパック(10ワードまで追加OK)をおすすめしております」
校長
「ほう…」
…
とかあるんだろうか。
全然ヒアリングできてないけど。
校長、ほう…しか言ってないけど。
で、予算内に収めようとした結果、無難な校歌になったりするんだろうか。
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ここに書いたことは、ただの妄想でしかない上、校歌のあれこれについては、何も知らない。
ただ、調べてみると色々面白いことが発見できるのかもしれないな〜と。
そんなことをぼんやり考えた、入学式だった。
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