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校歌の謎。

次女(小学1年生)の入学式があった。

「次は、校歌斉唱です」

というアナウンスとともに、CDの伴奏が流れる。

ポカンとする新入生。
堂々と大きな声で歌う先生(と一部の保護者)。

私は、歌詞カードを見つめていた。

******

ちなみに長女は、3年前のコロナ渦に入学。
その時の

「今は声が出せないので、心の中で歌ってください」
というアナウンスは、今でも忘れない。
忘れられない。

伴奏のみのCD音源が流れる、シュールな式場。

「知らない曲を心の中で歌う」
というレベルの高いミッションは、もちろん達成されることはなかった。

******

という感じで(?)
今年はメロディに乗った歌詞を聞くことができた。

「いかにも校歌です」
という雰囲気のピアノの伴奏とともに、歌われる校歌。

歌詞カードを見ていると
「風」「緑」「我ら」「学び」
のような歌詞が並んでいた。
うむ、いかにも校歌っぽい。

校歌の歌詞。
それは、小学校名は入っていたものの
それ以外は特にこれといった、目を引くようなワードはなかった。

これを見て思ったこと。

「校歌って、一体どうやって作ってるんだろう?」



みなさんは、母校の校歌を覚えているだろうか?

私は小中学校のそれが混同していて、
高校大学に至っては覚えていない。
聞いたら思い出すのかもしれないけど。

ただ、小中学校の校歌に至っては、
地名が入っていた記憶があるのだ。

たとえば
「札幌の風がなででいる」
のような感じ。

この記憶が強かった為、地名が入っていない校歌もあるんだなあ、とぼんやり思った。



校歌って、どうやって発注してるんだろう。

入学式で配られた作詞作曲者の名前を見るも、
もちろん聞いたこともない名前。

「校訓」は設立者(創立者?)が考えそうだけど
校歌はどうなんだろう。

「作詞」「作曲」
となると、校訓とはまた別物な気もする。

学校の校歌が得意な、作詞家・作曲家とかいるんだろうか。
まだ児童・生徒のいない学校の校歌を作るって、どんな感じなんだろうか。

校長にヒアリングして、歌詞を練ったりするんだろうか。
校歌作成業者、みたいなものが存在したりするんだろうか。

業者
「はじめてのお客様には、校歌ベーシックプランをオススメしております」

校長
「ほう、校歌ベーシックプランとは?」

業者
「ベーシックプランは、歌詞に
「風」「緑」「我ら」「学び」
という校歌基本4ワードに加え、御校名を加えたものになります。それ以外はおまかせとなります」

業者
「地名は、1つまではパック料金の中に含まれますが、2つ以上はオプション(追加料金)になります」

「オリジナルワードを3つ以上入れたい場合は、プレミアムパック(10ワードまで追加OK)をおすすめしております」

校長
「ほう…」



とかあるんだろうか。

全然ヒアリングできてないけど。
校長、ほう…しか言ってないけど。

で、予算内に収めようとした結果、無難な校歌になったりするんだろうか。

******

ここに書いたことは、ただの妄想でしかない上、校歌のあれこれについては、何も知らない。

ただ、調べてみると色々面白いことが発見できるのかもしれないな〜と。



そんなことをぼんやり考えた、入学式だった。

<あとがき>
校歌って、調べたら奥深そうな世界ですよね。
ピアノ伴奏が主流だけど、吹奏楽部が伴奏するケースもあったり。個人的には、校長が校歌のアコースティックバージョンを披露とかもいいかなと考えてます(誰)
今日もありがとうございました。







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