【Xデザイン学校】ベーシックコース #3 エスノグラフィ(07/27)
浅草へフィールドワークへ!
今回は、最初にエスノグラフィについて講義を受けた後、浅草へフィールドワークに出て、カメラで写真を撮っている外国人の行動観察を行いました。講義の中で印象に残ったワードは下記の2つ。
・現地現物
・人を見ずに物を考えるのは意味がない
今の会社では、定量調査はしているけれど、定性調査をせず、机上の空論で企画が進める部署がほとんどなので、改めて「やっぱり、そうだよね。」と深く頷く自分がいました。ゼロから企画を考えるのに、なんとなくコレがいいと思ったアイデアが、上手く行く確率はほぼ無いということに早く気づいて欲しい・・・。
行動観察のおきて
講義で、観察の心構えとして、4つのおきてを学び、その中でも特に、行動に対して「問い」を立て、観察の焦点化を行う。ということを意識しました。
・いきなり写真を撮るのではなく、同じようなパターンを見つけて記録に残すこと。
昨年、京都でエスノグラフィをした際は、どこに目をつけて観察すれば良いかわからず、全てを記録しようし、その結果、大事な行動が記録に残っていないという惨事を経験したので、今回は前回よりも良いフィールドワークにしたいと思い臨みました。
観光客は、どんな写真を撮っているのか?
たまたま隅田川の花火大会の日で、浴衣を着ている外国人観光客がたくさんいました。アジア人女性は、日本人なのか中国人なのか一瞬見分けがつかないのですが、行動がなんとなく日本人っぽくないなと思うと、やはり中国人だったというのが何度もありました。
少しだけインタビューもしたのですが、「これぞ日本!という場所で、画質の綺麗な写真を、撮り家族に見せたい」とのことでした。(写真の背景は、彼女達が思う、これぞ日本!)私から見たらそこ?!と思う場所ですが、日本っぽいと感じたようです。
着物を売っているお店で、マネキンと写真を撮る女性。日本らしいスタイルと感じたのでしょうか。
なんとなくですが、アジア人は、自分中心に写真を撮っていて、ヨーロッパ系の人は建物を中心に写真を撮っているように感じました。
フィールドワーク後
この後、KA法を使い分析して行くために、チームで写真を20枚に絞りました。次回までに、それぞれの写真に、背景にある価値の抽出を行います。宿題でチームで価値カードを作成しています。
■出来事
浴衣を着て、道で小走りの状態をgif写真で撮っている。(下駄を履くと変な歩き方になることを表したかった?)
■ユーザの心の声
日本人のような仕草をして、たくさんの人にSNSで「いいね!」をもらいたい!
■価値(動詞+価値)
見た目も仕草も日本人っぽい自分を表現できる価値
こんな感じでKAカードを作成していきたいと思います。
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