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【情報入手・読む】海外渡航・滞在時のリスク対策

横浜の英語・タイ語講師 佐野なおこです。

神奈川県横浜市海沿いの教室で、大人初心者の方に人対人の英会話、タイ語会話を教えています。

海外渡航・滞在時のリスク対策、ここでは「情報入手・読む」について綴ります。

ななめ読みではなく、一字一句を

前には、本当に様々なものを読まされます。ここでは語学力よりも「日本語の読解力が求められる」かもしれません。
以下の情報を入手したら、一字一句読み落としのないようにしましょう。

●各国の渡航条件
●航空会社の規約
(手荷物サイズ・重量、液体の持ちこみ制限、
 危険物、キャンセルポリシーなど)

読み落としのせいで、大使館へ何度も出向くことになったり、予定変更を余儀なくされることもあります。

私も含め、「ななめ読み」の習慣がある人は、文を指やペンなどで指しながら声を出して読むと読み落としを防げます。

渡航条件の確認

ある一定期間の観光目的の渡航ならばビザ無しでいける国でさえも、コロナ禍以降はハードルが高くなりました。

渡航できる条件を各国大使館、領事館のホームページでこまめに確認しましょう。

国によりますが、事前のオンライン登録や英文での「ワクチン接種証明書」、医療保険の加入なども必須とされる場合もあります。

渡航目的によっては、「国公立病院発行の英文健康証明書」、「英文での無犯罪証明書」といったものまで提出必要になります。


現地の安全情報の入手・大使館の住所確認

外務省 海外安全情報配信サービス「たびレジ」に登録すると、渡航国・地域の最新の安全情報(デモ、犯罪、感染症関連)が届きます。私の教室では、生徒様に登録を促しています。

現地の日本大使館・領事館は、私達日本人にとって公の駆け込み寺です。

渡航の際は、必ず日本大使館・領事館の住所と連絡先、特に邦人保護の携帯電話番号があればそれも控えていきましょう。

私が以前タイのホテルで働いていた1990年代後半、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆は日本人のお客様が多い時期でした。それらの時期は必ず、現地の日本大使館・領事館、ツーリストポリス、病院に付き添いして行っていました。

本来、大使館・領事館などへの付き添いは業務外です。日本語も通じるところなので、お客様だけで対応できるはずです。

しかし、パスポート紛失などに遭われたお客様は皆、日本大使館・領事館の住所を持っておりませんでした。大使館・領事館までの交通に戸惑われ、結局私が付き添いで行くしかなかったのです。

これはあくまで1990年代4~5つ星のホテルに日本人スタッフが1~2名勤務していた頃の話です。2020年のコロナ禍以降、その頃と同様に日本人スタッフがいるとは限りません。

自分の力で大使館・領事館へ行けるくらい、自己管理をしていただきたいです。


パスポートの有効期間、残存期間の確認

パスポートの有効期限を気にする方は多いと思いますが、国によっては、「パスポート残存期間がか月以上」という入国条件を設けています。

しかも、残存期間は国によって日数が異なります。

【パスポート 残存期間】で検索すると…
残存期間が足りないために、旅行キャンセル、出国出来ずといった記事が散見されます。

私の苦い体験をお話します。

2017年の9月20日の夜中にタイに飛んだのですが、残存期間が足りないと気づいたのは、なんと一週間前の日曜日の夜でした。

タイは、「入国時6か月以上の残存期間要」という条件に対し、自分のパスポートは、5か月と20日ほど。

事の発端は、出発の一週間前の日曜の夜、タイ国政府観光庁のホームページの中に【入国時残存期間6か月要】の条件を夫が見つけてくれました。

パスポート切り替えについて調べ、大河ドラマの後夜な夜な駅前で証明写真撮影。翌朝7:30のオープンと同時に、横浜駅の行政サービスコーナーに行き

・パスポート切り替え申請用紙
・住民票(念のため)
を入手。

その後、オフィスに行き落ち着いて書類を書き、パスポートセンターにて無事書類が受理されました。

夫が日曜日にもにもかかわらず、現金を多めに持っていたので借りて収入印紙を購入、パスポート受け取り用紙に貼りつけ。

そうして出発日の前日、パスポートを無事に受け取りました。夫には感謝しかありません。

皆さんも、海外旅行の際はパスポートの有効期限はもちろん、必ず残存期間も要チェックでお願いしますね。


渡航国での旅券(パスポート)携帯について

国によっては、滞在中のパスポート携帯を義務づけています。

ちなみに、日本は入管法で旅券携帯を義務づけています。

私も海外旅行のときには、パスポートをホテルの部屋に置きっぱなしにせず、必ず携帯しています。

パスポートは、「海外で自分が日本人であることを示す唯一の身分証明書」だからです。

海外にはあなたの住民票も戸籍もありません。

つまり、海外ではパスポートを携帯しないと、「日本人である」という証明ができないということです。

旅行のガイドブックやサイトなどに、パスポートのコピーを持ち歩くことを進めているのを見かけたことがあります。

しかし、海外ではパスポートのコピーでは自分の身分を証明できません。
コピーは、パスポート番号の控え程度にしておく分には良いと思います。

「パスポート携帯」は確かに面倒臭いです。でもパスポート以外に、自分の身分を証明する術がありません。

私は「貴重品ポーチ」を首からぶら下げ、その中にパスポートを入れて持ち歩いています。


ビジネス目的の場合は、英語も

現地でお仕事をされる場合は、非英語圏でも英語が必須だと考えておいてください。

日本人だけでなく、現地スタッフや他の国のスタッフと一緒に仕事する以上、共通言語が英語になる可能性が高いからです。

履歴書、面接、社内外の英語コミュニケーション等に備え、情報集めプラス英語の力もつけておくことをおすすめします。

さらに、雇用契約書、オフィスビルの賃貸契約書、アパート契約書などの契約ごとも英文です。

私もタイのホテルで仕事をしていた頃は、雇用契約書、アパート契約書は英文でした。


不明なことは関係各所に問い合わせして解決していきましょう。レッスンでも、アドバイスできることはさせていただきます。

私個人で見て来た範囲のことなので一部偏りがあると思いますが、海外渡航前のご準備にぜひお役立ていただければ幸いです。

また追記事項が発生次第更新して行きます。


それでは、今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただきありがとうございました。

接客・やさしい英語・タイ語教室 横浜サワディーブリッジ

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