book#8 話し方の戦略

「話し方の戦略」プレジデント社
著者は千葉佳織氏。

　前から著者の事は、ユーチューブで見かけたりして知っていたのですが、本を出していたと知り、自分の仕事などでも役に立つ部分もあるかと思い読んでみました。

　仕事で複数の人に説明する場面や指導したり、研修でスピーカーを担わなければならない場面など…

　もう少し、相手を飽きさせないで、上手に伝えられれば良いな。と前から思っていたのですが、
　こちらの本は、単なるレトリックな小手先テクニックのまとめ、みたいなものではなく、読んだあとも改めて自分の“話し方”の改善点に気付かされるような内容となっていました。

　話すときの注意点だけでなく、話す目的や伝える対象にまず目を向け、そして構成をどのようにすると良いか、という準備段階から濃厚な内容になっていました。

　そして、姿勢や抑揚、動きなどを配慮したノンバーバルコミュニケーションについてもかなりのウェイトを占めて書かれていました。

　伝えるプロが出している本だけあって、読みやすく中身がすっと頭に入ってくる印象です。
　ハイライトをスクリーンショットして振り返られるようにしたので、今後の仕事や知識伝達の場面で活かしていければ良いな、と思いました。