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歯医者が苦手な人の共通点、歯科恐怖症・パニック障害・嘔吐反射とその対策とは? 心療歯科におけるリラックス麻酔と無痛治療の可能性

関内馬車道デンタルオフィス
院長・歯学博士 河合 毅師

 本稿では患者が歯科の受診を避ける3大疾患として歯科恐怖症、パニック障害、嘔吐反射を挙げ、その特徴と対応を歯科医師の観点から説明する。
歯科恐怖症とは読んで字の如く、歯科に対する恐怖心から歯科医療機関へ受診すらできない、または受診できたとしても恐怖心から歯科治療が困難となり、十分な治療が受けられない状態を総称して呼ぶ。このような患者は歯科医師から治療を拒否されてしまうことも多々あり、歯科治療を断念する状況に追い込まれることがある。歯科恐怖症患者は症状を理解してもらえる歯科医院探しで多大な時間と労力を要している。

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