230125 日経 ブルネイ、石油資源開発にLNG新規供給へ
ブルネイは4月から、日本の石油資源開発に液化天然ガス(LNG)を供給する。最大の輸出先である日本との取引を拡大し、歳入の安定につなげる狙いだ。エネルギー安定供給をめぐる不安が増すなかで、日本にとっては調達先を多様化する意味がある。
ブルネイは日本のLNGの輸入元としてオーストラリアやマレーシアなどに次ぐ6位で、日本の全輸入量の約6%を供給している。これまで東京ガスや大阪ガス、東京電力ホールディングスと中部電力が折半出資するJERAにLNGを輸出してきた。ファリダ氏は「相互に恩恵が及ぶ契約機会がないか、今後も精査したい」と述べ、石油資源開発以外の日本企業との契約締結にも意欲を示した。
ブルネイでは三菱商事やマレーシア国営石油のペトロナスが参画する新ガス田の開発計画などが進んでいる。
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