人は、一生をかけて1人を救えるかどうか【ヨコ→真崎】
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平成元年生まれ 同級生女ふたりの交換日記
「人生こなれてきたけどままならぬ」
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むっちゃんこんにちは、ヨコです。
韓国はおいしいものがたくさんで良いところでした。定番だけどサムギョプサルがめちゃくちゃおいしかった。お店によるのかもしれないけど、日本で食べるやつと全然違った。あと推しの手形にも会えたし聖地にも行けたし、可愛い雑貨屋さんやカフェも巡れたし、大変よき旅でした。また行きたい。
むっちゃんのタイ・チェンマイ留学が実現したら会いに行くね。大学の時にバンコクに行っただけなので、北部の方も行ってみたいと思ってたんよ。一緒にカオソーイ食べよう。
その発想はなかった……! 疎遠になるばかりだと思ってたけど、たしかに、子育てが落ち着く頃にもっかい友達の大切さみたいなの感じる時期があるのかもしれないね。
そういえば大学の同級生でハナコっていう友人がいるんやけど、大学卒業する前に2人でのんびり鴨川を眺めてるとき、
「なんか、ヨコと私、十数年後にバツイチ同士でまたここに座ってる気がする」
って言われたんよ。人によっては悪い予言にも聞こえるんだろうけど、私はすごく嬉しかった。
今のところハナコは旦那さんと仲良くやっているようだし、私は結婚してないし、予言通りにはならなさそうなんだけど、ライフステージが変わってもまた一緒にこうやって鴨川を眺めながらおしゃべりしている未来を見てくれているんだなって思った。それが嬉しかった。
みんな、落ち着いたら私のところへ帰っておいで(微笑み)
むっちゃんの後悔しているエピソード、掘り起こして文章にするのキツかっただろうに、ありがとう。人の人生に踏み込むのは怖いことだよね。
私は高校時代に友人が鬱になってしまって、なんとか助けようとひとりで頑張りすぎて自分が滅入ってしまったことがあったよ。このままだと2人とも潰れてしまうと思って、その子が中学時代に親しくしていた先生のところへ会いに行って、泣きながら事情を話して。
そこでその先生に言われたのは、
「人は、一生をかけて1人を救えるかどうか、そんなものだからね」
でした。なんだかハッとした。自分ひとりで、なんて大きなことをしようとしてたんだろう、って思った。
その後、その子は定時制の高校に転校して、彼氏ができて、どんどん明るくなって、本当によかったと思う反面、私の努力なんかよりも環境を変える方がよっぽど効果的だったんだなって、自分の無力さも感じた。
だから、良くも悪くも私たちは思っているよりも無力で、言葉ひとつで誰かの人生が大きく歪ませることは、本当に稀なことだと思う。その人のそれまでの積み重ねの方がよっぽど大きいと思う。
そしてむっちゃんは、誰かを傷付けたことにちゃんと自分も傷付く優しさを持っていることを認めて、褒めてあげて良いと思う。意外と持ってない人も多いからね。
好きな匂いは夕方に民家から漏れ出てくる煮魚の匂いですかね(独特)
コミュニケーションでの「怖い」で言うと、前述の鬱になってしまった子との経験と同様に、精神的に不安定な状態の人の相談に乗ったりすると自分も精神的に参ってしまうので、なるべく深入りしないようになってしまったなぁ。高校1年生までは養護教諭(保健室の先生)になりたいと思っていたけど、その経験から自分には向いてないと思って、方向転換しました。
怖いと思うことは他にもありそうだけど、うーん、もう少し考えてみる。
ところで、
このあたり、気になるので、もうちょっと深掘りください(求)
深掘りできなさそうなら、最近よく聞いてる曲でも教えてください。
【ついでに日記的なもの】
昨日は午後休を取って、大阪の千早赤阪村の山奥にあるBUMっていうカフェとギャラリーと美容室が一緒になった場所に行ってきました。友人とそのパートナーが絵や写真の展示をしていて、すごく気持ちの良い場所だった。
なんか昔は描いた絵の展示とかやってみたいなぁと思っていたけど、いつからか「恥ずかしくてそんなことできない……」と思うようになってしまったなぁ。でも真っ白なギャラリーとかじゃなくてこういう場所ならアリかも、と思いました。今年の秋は芸術の秋かもしれない……。
ヨコ
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