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石の美術館

車で片道2時間。高速道路もない田んぼの真ん中をとことこドライブしてついた先は、隈研吾が建てた「石の美術館」。



隈研吾自身がこの美術館を建てるときを自身が振り返って、「言い訳をしないこと」を学んだといいう。依頼内容は建物を建ててほしいが、予算がない。その代わりうちの石職人をいくらでも使っていい。この時の設計の話を隈研吾建築事務所の社員によく話すそう。社員はすぐ言い訳をして何かのせいにする「予算がない。センスがない。土地が狭い。法律が邪魔くさい。と。」石の美術館を建てるときに比べたら君たちの仕事は夢のような案件だ。と叱るそうだ。



\ 石の照明 /



石を使った建物を建てると静的な、重い印象になりがちだが下に水を張ることによって動的な効果を持たせ全体をまとめていて建築的にも魅力がある。自然な素材も使った建物が好きなので「石」を幅広く扱った内容もそうだし、この美術館に来るための移動も含めてとても豊かな時間だった。

\ 館内 /


\ 砂漠のバラ /


\ 石のスピーカー /

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