ゲームの国の敬老会
ゲームって今はもう全然しない。ゲームで知り合って不倫した、同居人から参加を強制される、課金しすぎて破産したなど仕事で出会うのはどうしても不幸なケースに偏るが、自分だってその昔はゲームに夢中だった。敬老会員なので勿論据置型だけど。
【マリオ】
マリオのすごいところは操作性ではないだろうか。他のゲームはマリオに比べると大体反応がモッサリしていたり、伸びやかさが足りなかったりした印象だ。ロックマンでさえそんな気がした。あとマリオは3以降のデザインが天才的だった。おっさんとファンシーを合わせた世界観、考えた人はすごい。誰がおっさんに狸のシッポをつけて可愛い擬音と共に空を飛ばせることを思いついたのだろうか。おっさんが屋上でタバコを吸いながら空を見て俺も空を飛びたいなと思ったときもう職場に戻る時間であることに気づき、下界に目をやると狸の置物があった、みたいなストーリーしか思い浮かばない。皆空を飛びたいのだ。
【ドラゴンクエスト】
持っていたのは4だけだ。後はエニックスが出していたモンスター物語とか4コマ劇場、友達に公式ガイドブックを貸してもらうなどして補完していた。トルネコが一番好きで紙粘土でトルネコの人形を作ったりした。いろいろ思い出はあるがめんどくさいので省略。
【FF】
持っていたのは6だけだ。絵がいきなり綺麗になってて衝撃を受けた。当時こんなに絵が綺麗なゲームは他になかった。不吉な雰囲気も好きだったし、何よりも箱の絵が好きだった。あのかっこよさはFFの中でも特別で後にも先にもなかった。名前を全員につけられるのも楽しくて、何でか花の乱のメンバーの名前をつけた結果、ロックがかつもと、エドガーがよしまさ、マッシュがよしみ、カイエンがそうぜんみたいな悲惨な陣容となった。こんなカスみたいなメンツでは帝国を倒すより先に応仁の乱が始まってしまうだろう。崩壊後の世界は戦国時代だったということになる。
続く7は弟が買っていたが、とにかくキャラクターのデザインが好きになれず、せっかくミッドガルとかゴールドソーサーはかっこいいのになあと思った。
【MOTHER2】
今となってはこれが一番好きということになる。ほのぼのと見せかけて電波じみた内容、かなり気持ち悪いポーキー、怖すぎるラスボスなど好きなポイントが多い。糸井重里は手帳や腹巻ばっかり作ってないでMOTHERの続きを作って欲しいが敬老会的意見なのは否めないだろう。
【三國志】
3を中古で買ったが、あまり乗れなかった。
もっと視覚的に派手なゲームを作ってくれればいいのに、と子供らしい感想を抱いたが、数年後に出た三国無双も大して乗れなかった。光栄さんとは相性があまりよろしくない。でも「毛利元就 誓いの三矢」はやってみたい。だって誓いの三矢だよ。何を誓うんだよ。意味わかんねーよ。それにどんなにかっこいい感出しても後半は主人公が手紙の長いじじいなのかと思うと…三兄弟がロボとか操縦するんですか?
【たけしの戦国風雲児】
北野武の首はいろいろエグそうな映画だが、たけしの戦国風雲児は世の中を舐めきったほのぼのすごろくである。物事を舐めていそうなところは共通していそうだ。首は怖くて見れないが、たけしの戦国風雲児は大好きで、弊漫画もたけしの戦国風雲児でありたいと思っている。というわけでもないけど。
【スーパーチャイニーズ】
雰囲気だけは好き。戦闘時アクションの操作性が酷すぎる。
【がんばれゴエモン消えた黄金キセル】
ゴエモンのRPG。たけしの戦国風雲児とは違う意味で世の中を舐めきっている。弊漫画もがんばれゴエモン消えた黄金キセルでありたいと思っているというわけでもないけど。
ほかにもロックマンXとか東方見文録とかwipe outとかいろいろあるけどとりあえずまあそんな感じです。オチはないです。
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