ありふれた写真をただただ撮っている
もし私に愛する人がいてその人の写真を撮ったらそれはそれは美しいものになるだろう。もし私に子供がいてその子との写真を撮ったらそれはそれは素晴らしいものになるだろう。
そう思いながらも気が向いたときに世間にありふれた写真をただ撮っている。
先日、カメラを買った。名前はHasselblad 500C/M という。有名な中判フィルムカメラである。
このカメラ自体は古い。ただ、デジタル一眼レフから写真を撮り始めた私にとってはすごく新しい。フィルムの装填、絞りとシャッター速度の設定、フォーカス合わせ、シャッターの感覚、シャッターを切ったときの音…… 写真を1枚撮るためのプロセスすべてが新鮮に感じる。
こういうことを考えると私は写真そのものより、撮影行為が好きなんだなと思う。撮影そのものを楽しんでいるから被写体への愛が薄い。最初に書いた「それはそれは」の部分はこのことを表している。
こうは書いたもののせっかく写真を撮っているので何枚か見ていって欲しい。あと、これからも写真は公開し続けるつもりである。私の note は自分をさらけ出すための練習帳なのだ。
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