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神戸に行くなら、横尾忠則現代美術館へ!

お気に入りの美術館の1つに

神戸の

「横尾忠則現代美術館」

がある。

現在、開催中の展覧会は

「人工の楽園 or 架空のオペラ」

《会期:2023年9月16日(土)〜12月24日(日)》


横尾美術館には、今まで何度も訪れているが、

特に印象に残っているのは

昨年行われた開館10周年記念企画

「横尾さんのパレット」展だ。

横尾さんの約40年の画家活動を

振り返る展覧会。


鮮やかな色彩がまぶしい!

「ピンクガール」「Y字路」など

横尾さんの代表作品が多数展示。

しかも、会場のほとんどが撮影OK!!

見るだけでなく、撮る楽しさもある。


絵だけでなく、実際に使用していた

パレットも展示されるなど、

横尾さんの息遣いが、リアルに感じられる。


独創的な世界観に触れられる。

鑑賞すればするほど

不思議な世界(笑)


若い人も多く、

カップルや親子連れの姿もある。

年代問わずの人気ぶり!

どこもカラフルで

とにかく、

エネルギッシュな空間!!


・・・かと思えば、

カラフルなだけではない。

自作の羊毛フェルトひつじも一緒に

原色の世界から一転!

モノトーンの世界もあり、

横尾さんの芸術の奥深さが感じられる。

作品数の多さも魅力!

夢に出てきそうな、ホラーっぽい絵も

また魅力の一つ。

これはヤバイでしょ(笑)

正直言って、

横尾さんの絵を見ると、

疲労感がハンパない。

エネルギーの消耗が激しいのは、

なぜだろう??

疲れる、

いや、

憑かれる、のだろうか(笑)

と言いつつも、私の絵も、

「横尾さんと近いものを感じる」

と、たまに言われることがある。

全然似てないと思うが、どうなんだろう(笑)

でも、ピカソの絵をきっかけに

アーティストに転身した、という点では

私も横尾さんと同じ。

怖いと思いながらも、何度も見に行ってしまうのは、

ルーツに共通点があるからか!?

現在、87歳になる横尾さん。

昨年、急性心筋梗塞で倒れたり、

時折、不調に見舞われながらも、

今もなお、アグレッシブな絵画を創作できているのは、

私たち来場客から、

絵画を通じて、エネルギーを吸い取っているのではないか??

横尾さんは、吸血鬼の末裔かもしれない(笑)

展覧会の最後に、

インパクトのあるこの絵。

どんなメッセージが込められているのか???

想像すると、

さらに疲労感が増してくる。

でも、その疲労感がクセになるのが

横尾さんの魅力なのかもしれない。


それと、

横尾さんの言葉も、なにげに深くて

心に刺さる!


疲れるだの、憑かれるだの言いながらも

私は、きっとまた横尾忠則現代美術館に

行ってしまうことだろう。


ヨーコJAPAN 公式ホームページ


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