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ひなあられの色は「一年を通して娘の幸せを祈る」象徴

明日3月3日は桃の節句、ひな祭りですね。🎎

ひな祭りに欠かせないのがひなあられ。私は関東圏に住んでいるので、ひなあられと言えばお米をはぜたポン菓子を甘くした関東風のひなあられです。関西では丸いおかきが主流で、場所によってはポン菓子を蜜で丸く固めたものを食べる地域もあるそうです。

関東流ひなあられには、米粒の中に大きい丸い粒が混じっていて、美味しいので食べる時にはこれは最後まで残しておきます。子供の時にはこの大きい粒だけのひなあられがあればいいのに…と思っていました。

大豆の砂糖まぶしも美味しいですね!甘納豆が入っていることもあります。

ひなあられに使われている色には意味があるそうです。

桃、緑、黄、白の四色が使われている場合は四季を表し、「一年を通して娘の幸せを祈る」という意味であり、三色の白、緑、赤の場合は、白は雪の大地、緑は木々の新芽、赤は血と命を象徴しているそうです。

雛壇に飾られる菱餅を外で食べやすくする為に砕いてつくったのがひなあられの始まりという説があります。

菱餅にも赤、白、緑が使われていますが、赤にはクチナシ、緑にはヨモギが混ぜられ、これらの植物は邪気を祓うと言われています。そして、菱形は心臓や心を表しているのだとの説も。

昔から行われていることには、何かしらの深い意味があるものですね。ひなあられひとつとっても、由来や解釈など異なったものが色々あります。

ひな祭りは中国から来た習慣だという話に対して、ホツマツタエという古代の日本の歴史を記した書物には、ひな祭りの起源は縄文末期であると書いてあるそうです。(ホツマツタエは、古事記や日本書紀よりも前に書かれたとされる歴史書です。偽書とも言われています。)

何が真実かは分からないけれど、2021年のひな祭りの日は一度きり。

2021年のひな祭りが、皆さんにとって最高のバージョンのひな祭りでありますように。🙏🎎






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