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ひとにお礼を言ったら自分が嬉しくなって、そして気づいたこと

半年くらい前にウォーキング用の靴を買いました。

これまで何回かスニーカーを買って、いつも最初は良いのだけれど歩いているうちに足が痛くなってしまい、結局そのスニーカーは履かなくなってしまう…を繰り返していました。

今回はお店の人に相談して一緒に選んでもらいました。

なかなか合うものが見つからなくて、試着しては「ここが痛い」「ここがきつい」とわがままかも…とも思いながらも店員さんに付き合ってもらいました。

私より一回り以上は若い気さくなその店員さんは、履く時の足の入れ方や紐の絞め方を丁寧に教えてくれて、私のやり方を見て「そこじゃなくて、ここをしっかり引っ張って締めて」「踵側でトントンして足を寄せて」とひとつひとつアドバイスをくれました。

そして7〜8足、履いては脱ぎ、やっぱりあっちの方がいいかもと履き直し…何とか予算に合った歩き易い靴を見つけました。

その後ずっとその靴を履いていて、とても歩き易くて、嬉しいです。👟💕

ある時、その靴屋さんの前を通ったらその店員さんがいたので、お礼を言いにお店に入りました。もう2か月くらい経ってからです。

「今日は買わないけれど、お礼に来ました。この間一緒に選んでくれた靴がとても履き易くて嬉しいです。初めて合うウォーキングシューズを見つけられてさすがプロだ!と思いました。ありがとうございます。」☺️

そう言ったら、店員さん、とっても嬉しそうに私の身体をペシペシ叩きながら(笑)

「まぁ〜、嬉しいわ〜!履いているうちにもし痛くなったら調整できるから、いつでも来てね!わざわざ寄ってくれてありがとうございます!」😊♪

そう言ってすごく喜んでくれて、私もとっても嬉しくなりました。

この時、お礼を言って良かったな…と思うと同時に、私は今までこういう時にあまりお礼を言っていなかったな…とも気づきました。

私は英語講師の仕事をして来て、地元にも元生徒がたくさんいます。

たまに、ずっと前に教えていた生徒の親御さんに呼び止められて「先生のおかげで英語が大好きになって、あれから留学して今は…しています。」のようにお礼を言って頂くことがあります。

手のかかった生徒さんが、時間が経ってから大学で英語を専攻しているという話など聞くと、ああ、この仕事をしていて良かったなと思えます。

でも、その気持ちを声をかけてくれた親御さんには伝えていなかったことに気づきました。わざわざ伝えてくれてありがとう…でした。

どんな仕事でも、その後自分が関わった人がどうしているかな…とか、あの時ああして良かったのかな…などと思うことってありますよね。

人が働き易くなる為には、労働環境とか色々あると思うけれど、ちょっとした「ありがとう」の言葉も大切なのではないかと、この靴屋さんのことで改めて思いました。

私も言われるばかりだったので、これからは「ありがとう」を伝えて、今まで貰った「ありがとう」を返していこうと思いました。

そして、今朝たまたま読んだブログの中で出会った言葉。

「私たちが注意しなければいけないのは、人に対してどう接するか?というたったひとつのことです。」

それが人生を決める…と。

「ありがとう」「ありがとうをありがとう」でありがとうの嬉しさが2倍になったという体験でした。





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